住友ゴム工業は12月24日、ダイバーシティ&インクルージョン(D&I)に取り組む企業を評価し、認定・表彰する日本最大のアワード「 D&I AWARD 」で2年連続で最高位の「ベストワークプレイス」認定を取得した。
「ベストワークプレイス」は、日本国内だけでなく世界的にも高い水準でD&I推進に取り組み、D&Iの企業文化の醸成および社員一人ひとりがD&I推進を担う個として積極的に活動していること。またD&Iの理念として、サービスや事業、企業組織のあらゆる側面で反映され、社外にも波及させている企業が認定される。
住友ゴムグループは、企業理念体系「Our Philosophy」を体現するためにマテリアリティ( 重要課題 )を特定している。例えば「多様な人材」とは、自社グループが掲げる7つのマテリアリティのうちの1つで「多様な個性をもつ仲間とともに成長する企業」を目指して、ダイバーシティ、エクイティ&インクルージョン(DE&I)の推進に取り組んでいるもの。
そうした多様な属性や考え方を尊重し、全ての個人が能力を発揮できる職場を実現するために多くの施策を実施する中、今回は育児との両立支援やジェンダーギャップ是正施策などが評価に繫がったという。
DE&Iに関する同社の主な取り組みは以下のようなものがある
- アンコンシャスバイアス研修(無意識の思い込みを認識して自身の行動を見直す研修)を実施
- LGBTQ+に関する理解向上研修を実施
- リーダー育成や自身のキャリア形成を目的としたメンター制度を導入
- 仕事と育児の両立を支援するため、対象者(本人およびパートナー)向けと上司向けの2種類の両立支援マニュアルを整備
- 子が1歳になるまで男女ともに取得可能な5日間の育児有給公休の付与を開始
- 女性幹部候補を育成
- 国際女性デーにちなんだPC用壁紙を配布
- DE&Iに関する社外イベントへの参画や他企業との合同イベントを開催
国際女性デーに合わせ配布した同社DE&I情報発信キャラクター「チャボ」がデザインされたPC用壁紙
住友ゴムグループでは、「多様な価値観、働き方を認め合い、公平な機会の提供(Equity)への取り組みを継続することで、個人の成長、ひいては企業価値の向上につながるダイバーシティ、エクイティ&インクルージョン(DE&I)をさらに推進してまいります」と話している。