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2024年7月30日【ESG】

スバル、「FTSEブロッサム日本指数」構成銘柄に連続選定

坂上 賢治

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SUBARUは7月30日、ロンドン証券取引所グループの一企業のFTSE Russell社が開発した株価指数「FTSE Blossom Japan Index」の構成銘柄に5年連続で選定された。

 

このFTSE Blossom Japan Indexは、ESG(環境、社会、ガバナンス)評価の高い日本企業のパフォーマンスを測定するために設計されているもの。

 

従って企業のESGへの取り組みに注目する世界中の投資家から重要な投資判断基準として活用され、ESG銘柄を組み入れたファンドや金融商品の作成・評価にも広く利用されている。

 

併せて日本の公的年金資金を運用する年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)も、ESG投資の運用にあたって投資判断基準として採用している。

 

そんなFTSE Blossom Japan Indexには以下のような特長がある

 

– 日本市場に於けるESG 統合を促進: FTSE ESGスコア(47 カ国の先進国と新興国市場に於ける8,000社の環境・社会・ガバナンスのリスクとパフォーマンスを測定するもの)を用いて、企業のサステナビリティに関するパフォーマンスと活動を強化促進する。

 

– 業種インダストリーまたはセクターウェイトをニュートラルに調整: 日本の株式市場全体の構成比率に近い形で反映されるようにし、FTSE Japan All Cap インデックスとのトラッキング・エラーを低く抑える。

 

– 企業エンゲージメントをサポート: 資本市場における透明性の高い基準を確立し、企業のエンゲージメントや情報開示、投資家のスチュワードシップ活動を促進する。

 

– なお、このインデックス・シリーズは、パフォーマンスのベンチマーク、またはインデックス・ファンド、デリバティブ、上場投資信託 (ETF) などの指数連動型の投資商品 の基準として利用することができる。

 

さて、SUBARUグループは今選定に対して「笑顔をつくる会社の実現に向けて、SUBARUグローバルサステナビリティ方針のもと、グループ・グローバルで意思を共有しながらサステナビリティを推進しており、今後もSUBARUは真のグローバル企業として持続的な成長を目指すとともに、愉しく持続可能な社会の実現に貢献していきます」と話している。

 

*以下参考情報

FTSE Blossom Japan Index
https://www.lseg.com/ja/ftse-russell/indices/blossom-japan

 

SUBARUグループのサステナビリティ
https://www.subaru.co.jp/csr/

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坂上 賢治

NEXT MOBILITY&MOTOR CARS編集長。日刊自動車新聞を振り出しに自動車産業全域での取材活動を開始。同社の出版局へ移籍して以降は、コンシューマー向け媒体(発行45万部)を筆頭に、日本国内初の自動車環境ビジネス媒体・アフターマーケット事業の専門誌など多様な読者を対象とした創刊誌を手掛けた。独立後は、ビジネス戦略学やマーケティング分野で教鞭を執りつつ、自動車専門誌や一般誌の他、Web媒体などを介したジャーナリスト活動が30年半ば。2015年より自動車情報媒体のMOTOR CARS編集長、2017年より自動車ビジネス誌×WebメディアのNEXT MOBILITY 編集長。

松下次男

1975年日刊自動車新聞社入社。編集局記者として国会担当を皮切りに自動車販売・部品産業など幅広く取材。その後、長野支局長、編集局総合デスク、自動車ビジネス誌MOBI21編集長、出版局長を経て2010年論説委員。2011年から特別編集委員。自動車産業を取り巻く経済展望、環境政策、自動運転等の次世代自動車技術を取材。2016年独立し自動車産業政策を中心に取材・執筆活動中。

間宮 潔

1975年日刊自動車新聞社入社。部品産業をはじめ、自動車販売など幅広く取材。また自動車リサイクル法成立時の電炉業界から解体現場までをルポ。その後、同社の広告営業、新聞販売、印刷部門を担当、2006年に中部支社長、2009年執行役員編集局長に就き、2013年から特別編集委員として輸送分野を担当。2018年春から独立、NEXT MOBILITY誌の編集顧問。

片山 雅美

日刊自動車新聞社で取材活動のスタートを切る。同紙記者を皮切りに社長室支社統括部長を経て、全石連発行の機関紙ぜんせきの取材記者としても活躍。自動車流通から交通インフラ、エネルギー分野に至る幅広い領域で実績を残す。2017年以降は、佃モビリティ総研を拠点に蓄積した取材人脈を糧に執筆活動を展開中。

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(中島南事務所/東京都文京区)1963年・愛知県生まれ。新聞、週刊誌、総合月刊誌記者(月刊文藝春秋)を経て独立。規制改革や行政システムを視点とした社会問題を取材テーマとするジャーナリスト。

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経済誌「財界」で自動車、エネルギー、化学、紙パルプ産業の専任記者を皮切りに報道分野に進出。2000年からは産業界・官界・財界での豊富な人脈を基に経済ジャーナリストとして国内外の経済誌で執筆。近年はビジネス誌、オピニオン誌、経済団体誌、Web媒体等、多様な産業を股に掛けて活動中。

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1970年日刊自動車新聞社入社。編集局記者として自動車全分野を網羅して担当。2000年出版局長として「Mobi21」誌を創刊。取締役、常務、専務主筆・編集局長、代表取締役社長を歴任。2014年に独立し、佃モビリティ総研を開設。自動車関連著書に「トヨタの野望、日産の決断」(ダイヤモンド社)など。執筆活動に加え講演活動も。

熊澤啓三

株式会社アーサメジャープロ エグゼクティブコンサルタント。PR/危機管理コミュニケーションコンサルタント、メディアトレーナー。自動車業界他の大手企業をクライアントに持つ。日産自動車、グローバルPR会社のフライシュマン・ヒラード・ジャパン、エデルマン・ジャパンを経て、2010年にアーサメジャープロを創業。東京大学理学部卒。

福田 俊之

1952年東京生まれ。産業専門紙記者、経済誌編集長を経て、99年に独立。自動車業界を中心に取材、執筆活動中。著書に「最強トヨタの自己改革」(角川書店)、共著に「トヨタ式仕事の教科書」(プレジデント社)、「スズキパワー現場のものづくり」(講談社ピーシー)など。