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2024年8月29日【事業資源】

今年から、オートバックスガイズの選出対象枠を拡大

坂上 賢治

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全国16,000名のスタッフから、4つの評価を基準に選出

 

オートバックスセブンは8月29日、顧客の安全・安心を醸成することで豊かなカーライフの実現を目指すべく、オートバックス店舗で働く全スタッフの中から自社・自店のイメージを牽引していく存在として活動する「AUTOBACS GUYS 2024(オートバックスガイズ2024)」を選出した。

 

もとよりオートバックスグループでは、自動車整備士約3,700名を含む約16,000名を超えるスタッフが来店する顧客と愛車のカーライフをサポートするべく、点検・整備・商品・サービスなどの提供に取り組んでいる。

 

そこでは、店舗へ来店する様々な顧客に向き合うスタッフの姿勢がこそが最も重要であり、懸命に働く人の存在ことがオートバックスセブンの財産であるとの考え方から、先の2017年からオートバックスブランドを体現するAUTOBACS GUYSの選出を行ってきた。

 

毎年、このAUTOBACS GUYSの選出にあたり、これまでは拠点で働く自動車整備士をロールモデルとして毎年選出して、CMや広告等のプロモーションで紹介してきたが、今年度から、その対象を自動車整備士だけとはせず、店舗で働く全てのスタッフを選考対象とした。

 

選出スタッフは知識や技術を活かし、商品・サービス企画開発に参加

 

この際の新たな選考基準は「プロフェッショナルであること」「フレンドリーであること」「情熱があること」「お客様に支持されている(顧客満足度アンケートなどで支持を得ていることなと)」ことを新たな基準として追加した上で約16,000名を超えるスタッフの中から選出した。

 

こうして選出された6名のAUTOBACS GUYSは、今後、高い知識や技術を生かし、商品やサービスの企画開発に参加していく予定。またオートバックスのスタッフ代表として各種CMや広告、店内POP、サービス紹介動画などに登場させてプロモーション活動を行っていく。

 

同社では、「特設Webサイトでは、それぞれの人柄や仕事への姿勢にフォーカスした記事をはじめ、ピットサービスを分かり易く紹介する動画などもご覧頂けます」と話している。

 

CMや広告、店内POP、サービス紹介動画などのPR活動を展開する訳

 

さて近年、少子高齢化に伴い、人が介在する接客サービスでは人材の獲得が急務となっている。若干旧いデータで恐縮だが、先の2018年1月に財務省が公表した財務局調査の「人手不足の現状 及び対応策」 と題した報告では、人手不足と感 じる企業は、前年調査と比べ4%増加して71%と着実に増え続けている。

 

事実、多くの企業で人手不足感は実感しており、それが更に加速している状況にある。そのようなビジネスの現場の疲弊は、ビジネスの停滞を招き、それが続くと離職者が増えて人手不足のスパイラルに入ってしまう。また人手不足は受注機会があったとしても仕事を取りに行けないという機会損失の発生も引き起こす。

 

そうしたなかで、働ことの意義、働き甲斐の示唆、働くことの喜びを示すことが、離職者の減少を防ぐ手段の一環になりつつあるようだ。そうした意味で、オートバックスグループに於いても、働く人材の繋ぎ止めは経営上の重要施策のひとつになったということだろう。

 

実際、当初は技術職の離脱を防ぐべく整備人材に焦点を当てていた「AUTOBACS GUYS」の選出を、今年から広くサービススタッフに拡大した意図もここにあると見られる。

 

AUTOBACS GUYS特設Webサイトと選出スタッフは以下の通り
https://www.autobacs.com/static_html/srv/abguys/top.html

 

新堀 藍花(にいほり あいか)さん
笑顔のコミュニケーションと探究心で、アルバイトからレジェンドスタッフへ

 

松本 博行(まつもと ひろゆき)さん
親身になることで気づけるお客様のニーズ、さらに信頼されるオートバックスを座主

 

上野 友美(うえの ともみ)さん
お客様一人ひとりに最も適した対応を。整備士の専門知識も接客に活かす

 

川端 丈夫(かわばた たけお)さん
お客様にキャラを合わせるレジェンド、理想のピットはアミューズメントパーク

 

山本 るりな(やまもと るりな)さん
女性ならではの感性で、すべてのお客様に寄り添えるピット長を目指す

 

堀口 裕樹(ほりぐち ひろき)さん
感謝の言葉と向上心をやりがいに、気軽に立ち寄れる雰囲気のピットを目指す

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坂上 賢治

NEXT MOBILITY&MOTOR CARS編集長。日刊自動車新聞を振り出しに自動車産業全域での取材活動を開始。同社の出版局へ移籍して以降は、コンシューマー向け媒体(発行45万部)を筆頭に、日本国内初の自動車環境ビジネス媒体・アフターマーケット事業の専門誌など多様な読者を対象とした創刊誌を手掛けた。独立後は、ビジネス戦略学やマーケティング分野で教鞭を執りつつ、自動車専門誌や一般誌の他、Web媒体などを介したジャーナリスト活動が30年半ば。2015年より自動車情報媒体のMOTOR CARS編集長、2017年より自動車ビジネス誌×WebメディアのNEXT MOBILITY 編集長。

松下次男

1975年日刊自動車新聞社入社。編集局記者として国会担当を皮切りに自動車販売・部品産業など幅広く取材。その後、長野支局長、編集局総合デスク、自動車ビジネス誌MOBI21編集長、出版局長を経て2010年論説委員。2011年から特別編集委員。自動車産業を取り巻く経済展望、環境政策、自動運転等の次世代自動車技術を取材。2016年独立し自動車産業政策を中心に取材・執筆活動中。

間宮 潔

1975年日刊自動車新聞社入社。部品産業をはじめ、自動車販売など幅広く取材。また自動車リサイクル法成立時の電炉業界から解体現場までをルポ。その後、同社の広告営業、新聞販売、印刷部門を担当、2006年に中部支社長、2009年執行役員編集局長に就き、2013年から特別編集委員として輸送分野を担当。2018年春から独立、NEXT MOBILITY誌の編集顧問。

片山 雅美

日刊自動車新聞社で取材活動のスタートを切る。同紙記者を皮切りに社長室支社統括部長を経て、全石連発行の機関紙ぜんせきの取材記者としても活躍。自動車流通から交通インフラ、エネルギー分野に至る幅広い領域で実績を残す。2017年以降は、佃モビリティ総研を拠点に蓄積した取材人脈を糧に執筆活動を展開中。

中島みなみ

(中島南事務所/東京都文京区)1963年・愛知県生まれ。新聞、週刊誌、総合月刊誌記者(月刊文藝春秋)を経て独立。規制改革や行政システムを視点とした社会問題を取材テーマとするジャーナリスト。

山田清志

経済誌「財界」で自動車、エネルギー、化学、紙パルプ産業の専任記者を皮切りに報道分野に進出。2000年からは産業界・官界・財界での豊富な人脈を基に経済ジャーナリストとして国内外の経済誌で執筆。近年はビジネス誌、オピニオン誌、経済団体誌、Web媒体等、多様な産業を股に掛けて活動中。

佃 義夫

1970年日刊自動車新聞社入社。編集局記者として自動車全分野を網羅して担当。2000年出版局長として「Mobi21」誌を創刊。取締役、常務、専務主筆・編集局長、代表取締役社長を歴任。2014年に独立し、佃モビリティ総研を開設。自動車関連著書に「トヨタの野望、日産の決断」(ダイヤモンド社)など。執筆活動に加え講演活動も。

熊澤啓三

株式会社アーサメジャープロ エグゼクティブコンサルタント。PR/危機管理コミュニケーションコンサルタント、メディアトレーナー。自動車業界他の大手企業をクライアントに持つ。日産自動車、グローバルPR会社のフライシュマン・ヒラード・ジャパン、エデルマン・ジャパンを経て、2010年にアーサメジャープロを創業。東京大学理学部卒。

福田 俊之

1952年東京生まれ。産業専門紙記者、経済誌編集長を経て、99年に独立。自動車業界を中心に取材、執筆活動中。著書に「最強トヨタの自己改革」(角川書店)、共著に「トヨタ式仕事の教科書」(プレジデント社)、「スズキパワー現場のものづくり」(講談社ピーシー)など。