
シェフラーグループは、「サステナビリティ」を包括的かつ最重要テーマとして位置づけ、バリューチェーン全体で環境的・社会的責任を果たす「2024年度サステナビリティ・ステートメント」の発行した。
同ステートメントは、欧州サステナビリティ報告基準(ESRS: European Sustainability Reporting Standards)に準拠して作成されている。
発行にあたりシェフラーのクラウス・ローゼンフェルドCEOは、「ヴィステコとの合併後も、サステナビリティがシェフラーの最優先事項であることに変わりはありません。
当社は企業としての責任を果たし、お客様やパートナー各社と共に、持続可能な事業を可能にする解決策を追求し続けます。透明性は当社にとって特に重要であると考えています。シェフラーグループ全体の報告プロセスは、欧州の統一要件に一貫して準拠しています」と述べている。
なお2024年10月1日付けでヴィステコ・テクノロジーズ・グループAGのシェフラーAGへの合併は完了しており、サステナビリティ・ステートメントの大半は、それ以前のシェフラーグループのサステナビリティ・パフォーマンスに基づいた内容となっている。
合併によりヴィステコ・テクノロジーズ・グループAGが存在しなくなったことに伴い、ヴィテスコ・テクノロジーズのデータは第4四半期からシェフラーのサステナビリティ・ステートメントに統合されている。
環境分野でサステナビリティ戦略を着実に実行してきた実績が評価され、シェフラーは2024年のサステナビリティ評価およびランキングで高スコアを獲得している。例えば、環境情報開示システムを提供する国際的な非営利団体CDPによる最新の評価結果にも、同社のサステナビリティ・パフォーマンスに対する高い評価が反映されている。
具体的には「気候変動」分野で「A」、「水セキュリティ」分野で「A-(マイナス)」をそれぞれ獲得した。これにより、シェフラーは今回も、最上位の「リーダーシップレベル」のスコアを獲得した企業として評価を受けた。
もう1つの事例が、ドイツを代表する日刊経済専門紙「ハデルスブラット」が主催する「2024 Global Transition Award」の受賞にある。シェフラーのクライメートパフォーマンスの実績と目標が評価された他、パリ協定の「1.5℃目標」の達成に向けた積極的な貢献が認められたことが今回の受賞に繫がったとししている。
なおシェフラーグループのサステナビリティ・ステートメントは、2024年のグループの主な取組みや活動の進展などについて、具体的な指標や目標と共に情報を提供。ステートメントのデジタル版は下記サイトよりダウンロードできる。
2024年度年次報告書( 英語版 / 2024年度より、同社のサステナビリティレポートは年次レポートに統合された )