山陽特殊製鋼の髙橋取締役常務執行役員(左) 、山陽の金城代表取締役社長(右)
山陽特殊製鋼(本社 兵庫県姫路市、代表取締役社長 宮本 勝弘)は2月29日、製鋼原料の加工・販売事業を行う山陽(本社 兵庫県姫路市、代表取締役社長 金城 裕満氏)の株式の一部を取得した。
資本参加の動機は、現在、カーボンニュートラルに向けた鉄鋼生産の電炉シフト等を背景に、今後鉄スクラップの需給逼迫は避けられない状況がある。
そこで山陽特殊製鋼は、鉄スクラップの安定調達に向けて、調達ソースの確保・拡大と共に日本製鉄グループとの連携等も推進。そのなかで自社の鉄スクラップのメインサプライヤーとして長年に亘り親密な関係を築いてきた山陽の株式を取得し、同社とのパートナーシップを更に強固なものとした。
今回の山陽への資本参加によって、山陽特殊製鋼は、必要となる鉄スクラップの約半数を資本関係先(日本製鉄グループを含む)から安定的に確保できるようになる。
山陽特殊製鋼では、「当社は、引き続き、鉄スクラップを主原料とする特殊鋼製造事業の強化を通じて、持続可能な資源循環型社会の構築に貢献してまいります」と語っている。
山陽の概要
会社名 :株式会社山陽
本店所在地 :兵庫県姫路市
代表者 :代表取締役社長 金城 裕満
事業内容 :製鋼原料及び非鉄金属の加工並びに販売
設立 :1958 年 2 月 1 日
資本金 :2000 万円
鉄スクラップ取扱規模 :約 60 万トン/年
ホームページ https://www.sk-sanyo.co.jp/