SiCパワー半導体を中心に、ロームグループの生産能力の拡大を図る
ロームは7月12日、ソーラーフロンティアと同社の旧国富工場の資産取 得について基本合意したと発表した。ロームが取得する時期は2023年10月を予定しており、今後、ロームグループの主力生産拠点として活用していく。
脱炭素社会の実現に向けて、ロームの主力商品である半導体の役割は、益々大きくなっている。特に自動車や産業機器市場では、環境負荷の低減、カーボンニュートラルを達成するため、電動化を中心 に技術革新が進んでおり、パワー半導体やアナログ半導体を中心に需要が増加している。
そうしたなか半導体市場の更なる拡大が見込まれる中、顧客への安定供給を実現するために、SiCパワー半導体を 中心にロームグループに於ける生産能力の拡大を図るものとなっている。
1. 基本合意の相手先概要
会社名 ソーラーフロンティア株式会社
代表者名 代表取締役社長 渡辺 宏
主な事業 太陽光発電システムの開発、販売
本社所在地 東京都千代田区丸の内三丁目1番1号 帝劇ビル 主要株主 出光興産株式会社 100%
2. 取得予定の資産概要(旧 国富工場の概要)
所在地 宮崎県東諸県郡国富町田尻1815番地 敷地面積 約400,000m²
建物 延床面積約230,000m²
※一部敷地・建物については、ソーラーフロンティアが事業所として継続利用予定(貸与)