レクシヴ(REXEV/東京都千代田区、代表取締役社長:渡部 健)と鈴与商事(本社:静岡市、代表取締役社長:伊藤 正彦)は6月5日付でEV普及と脱炭素ソリューションの展開を目指し資本業務提携契約を締結した。
この提携により、両社は静岡県を始めとした東海地域を中心に脱炭素ソリューションの展開を推進すると共に、レクシヴのEVマネジメントに関する技術を活用して新たなソリューション開発に共同で取り組んでいくと謳っている。
資本業務提携契約に至ったポイントは、BEVに大容量の蓄電池搭載が求められ、一方で、再生可能エネルギーは天候で発電量が変動することから当面、需給調整力が鍵になると見込んだため。
実際、鈴与商事は2023年4月1日の「カーボンニュートラル宣言(2050年度までにカーボンニュートラルを達成する)」を経て目下、車両管理システムの導入、社有車のEV・ハイブリッド自動車(HV)化、照明・空調の省エネ化、再生可能エネルギーの積極的導入などを進めている。
そこでレクシヴのEVマネジメント技術やサービスを活用することで、そこで得られたノウハウを自社顧客へ提供。地域のカーボンニュートラル化に貢献する構えだ。
そのために以下のような達成目標を掲げている。
(1)鈴与商事のガソリン車のEV化
2030年までに鈴与商事の自社車両69台(社有車の内29%)をEV化するため、レクシヴのEV導入支援サービスのFlemobi(フレモビ)を導入し自社車両のEV化を加速させ、持続可能なモビリティ環境の構築を目指す。
(2)脱炭素先行地域である静岡市日の出地区におけるEVカーシェアリング導入
鈴与商事と静岡市で取り組んでいる日の出地区でのカーボンニュートラルやレジリエンス向上に向けた取り組みで、レクシヴがEVカーシェアリングの立上げを支援する。
(3)東海地域を中心とした脱炭素ソリューション提供
鈴与商事とレクシヴは、静岡県を始めとする東海地域を中心に、脱炭素ソリューションの一環としてEVの導入を積極的に推進。再生可能エネルギーとEVを統合したソリューションを共同開発し、カーボンニュートラル社会の実現に貢献する。
上記目的のため両社は双方で以下の役割を担う
鈴与商事:地域のカーボンニュートラル推進に向けたEVシフト支援およびEVエネルギーマネジメントサービスの提供
レクシヴ :同社が持つ車両管理・電力マネジメント・カーシェアシステムのなどのe-モビリティ管理プラットフォームを提供。