TomTom(TOM2/トムトム)は6月4日、Qualcomm Technologies, Inc. ( クアルコム )からQualcomm Aware™ Platform( クアルコム アウェア プラットフォーム )向けの地図データとAPIを提供する企業として選定されたことを発表した。
トムトムの地図に対応するQualcomm Aware Platformは、グローバルな資産の可視化と制御を提供し、企業が課題に対処するために必要な位置認識をスケーラブルかつ費用対効果の高い方法で実現するもの。
そんなQualcomm Aware Platformは、資産追跡、サプライチェーン管理など、多くの用途を改善するために簡単に導入できるハードウェア、ソフトウェア、接続管理、位置情報ソリューションを提供するIoTプラットフォームだ。
ユーザーはデバイス・ツー・クラウドAPIのセットを使用して、商品や資産の位置や環境条件の可視性を得ることができ、これにより、ユーザーはプラットフォームのダッシュボードを通じて、資産に関するリアルタイムのインテリジェンスを得ることができる。
このプラットフォームは、トムトムの最も新鮮でリッチな地図とQualcomm独自の測位サービスを組み合わせて使用することで、接続されたデバイスの増加に伴い、高精度、高品質、省電力の位置情報サービスを提供できるだけでなく、利用者の個人用ダッシュボードにプレミアムマップを表示することもできる。
また併せてリスクを軽減し、より多くの情報に基づいたビジネス上の意思決定を行い、業界全体の課題をナビゲートするために必要な変革的な洞察を提供できるようにもなる。
そうした背景を受け、トムトムに於いてQualcomm Aware Platformに関わってきたChief Revenue Officer( チーフレベニューオフィサー/ 最高収益責任者 )であるマイク・スクーフス氏(Mike Schoofs) は、「Qualcommとの長年に亘る関係を継続し、業界をリードするトムトムの地図とAPIをQualcomm Aware Platformに提供できることを誇りに思います。
トムトムの地図とQualcommの最先端技術を統合することで、実世界での追跡および資産管理アプリケーションを実現し、次世代のIoTデバイスと業界全体のデジタル変革を支援します」と述べた。
対してQualcommのBusiness Development担当Senior DirectorのRod Forter氏は、「位置情報の認識は、多くの企業にとってますます重要になっており、Qualcomm Aware Platformの中核をなす要素です。我々はトムトムと協力することで、業界をリードする地図を活用し、最も先進的なユースケースにおいても顧客がクラウド上で資産を視覚化できるよう支援することができるようになります」と説明している。