充電環境の普及によるEV普及を目指すプラゴは8月8日、SMBCベンチャーキャピタルのSMBC事業開発4号投資事業有限責任組合、かんべ土地建物、ブーストキャピタルが運営するブーストキャピタル1号投資事業有限責任組合などを引受先とするJ-KISS型新株予約権発行による資金調達を実施した。
今回、同資金調達をもってプレシリーズAラウンドを終え、資本準備金等、融資枠を含む累計資金調達額で20億6,900万円に到達した。
今後は、かんべ土地建物の持つ街に密着した不動産業の知見を踏まえ、充電口数の不足だけでなく、ガソリン車の給油に替わる充電という新しい生活習慣を定着させるべく、“体験”・“場所”・“接点”に着目した新コンセプトの充電ステーションの開発を目指す。
また併せてプラゴが担う事業への賛同および協業による相乗効果への期待を得て、SMBCグループとも、様々なファイナンスソリューションによる未来の充電体験・充電習慣の社会実装に向けた取り組みを推し進めていくと謳っている。
主な出資者の協賛に係るコメントは以下の通り
SMBCベンチャーキャピタル株式会社 投資営業第二部長 山内心吾氏
国内に於いてEV普及が加速しているとは言い難い状況です。理由はいくつか存在しますが、充電インフラ不足も一因になります。
プラゴ社は、持続可能なEV充電サービスを拡充させるため、充電器設置口数不足の解消に留まらず、充電という新しい生活習慣の体験設計も同時におこない、真の社会実装を推進します。様々なステークホルダーとの連携が必要不可欠な領域であり、SMBCグループ一丸となって当社挑戦を応援いたします。
かんべ土地建物株式会社 代表取締役社長 神戸 雄一郎氏
EVの普及に不可欠な充電インフラの拡充に対し、おもてなしの観点から、充電体験とサービスを組み合わせた取り組みは、弊社が掲げる不動産の有効活用を通じた、よりよい住まい、お店、町づくりの理念にも合致するものと考えており、今回出資させて頂きました。
プラゴ社の提供するサービスは、充電設備に留まらず、新たな人の流れを作り、EV普及の先導的な役割を果たすものと確信しており、地域に密着した新たな社会的インフラの拡充に一緒に取り組んでいけることを楽しみにしております。
株式会社プラゴ 代表取締役CEO 大川直樹氏
私たちは、EVを環境負荷が低いだけでなく、電動車ならではの乗り心地や車載インフォテインメントを生み、ワクワクする体験を高めるモビリティだと考えています。
そうしたEVの普及に不可欠な充電のインフラとサービスの拡充を急速に進めていますが、その活動は私たち1社で出来るものではありません。自動車メーカーやEV充電関連ビジネスを営む企業、充電設備を導入いただく施設や自治体、そのほか生活者の多様な接点を持つ企業、様々なパートナーと、それぞれの課題や強みを持ち寄り、参画する意義ある共創を生み出さなくてはいけないと考えています。
今回の資金調達を通して、ファイナンス面に加え、新たな共創機会への大きな後押しをいただいたことと、とても光栄に思うとともに、ますます事業推進をブーストしてまいります。
・株式会社プラゴ
・所在地: 東京都品川区北品川5丁目5-15 大崎ブライトコア12F
・代表者: 代表取締役CEO 大川 直樹
・設立: 2018年7月18日
・URL: https://plugo.co.jp/