パイオニアは4月23日、川越事業所(埼玉県川越市)に於いて、東京電力エナジーパートナーが提供する「グリーンベーシックプラン」を4月1日に導入した。
このグリーンベーシックプランとは、全電源平均電力にFIT非化石証書(トラッキング付き)および再生可能エネルギー指定の非FIT非化石証書(電源属性情報有り)を組み合わせた実質的な再生可能エネルギープランとなる。
今回導入した当該事業所内の生産棟で使用する電力の100%(当事業所全体の73%相当)をグリーン電力(実質的にCO2フリーの電気)に切り替えることで、年間約2,600トンのCO2排出量削減が見込まれるという。
パイオニアグループでは、「環境保護の理念として“地球環境を維持、改善し、次世代に引き継ぐことが企業の使命の一つであることを深く認識し、常に豊かで安全な環境の実現に寄与するように努めます”を掲げ、地球温暖化防止、省資源と資源循環、化学物質の管理、生物多様性の保全の4つを重要課題として、環境問題の解決に取り組んでいます。
その一環として、これまでタイの生産工場への太陽光パネル設置や、グループ会社である東北パイオニア(山形県天童市)での水力由来の電力導入などを行ってきました。
今回、新たに当社の国内主要拠点である川越事業所において、生産棟で使用する電力をすべてグリーン電力に切り替え、さらなるCO2排出量の削減を推進していきます。これにより、年間約2,600トンのCO2排出量削減を見込んでいます。
当社は今後も、グリーンエネルギーの導入や徹底した省エネ活動などを継続するとともに、サプライチェーン全体で環境負荷低減に取り組み、持続可能な地球環境、カーボンニュートラルの実現に貢献してまいります」と話している。