ヤマハ発動機は9月30日、同日開催の取締役会に伴う代表取締役の異動を発表した。
代表取締役社長の日髙祥博氏(61/ひだか よしひろ)の辞任を受け、代表取締役会長の渡部克明氏(64/わたなべ かつあき)が取締役会長 兼 代表取締役社長 社長執行役員職となった。また取締役 上席執行役員の設楽元文氏(61/したら もとふみ)が10月1日付で代表取締役 副社長執行役員となった。
2018年1月に社長に就任。産業ロボットなど新事業領域の拡大に取り組み、2020年からは日本自動車工業会の副会長も務めてきた日髙祥博氏は、「この度、父親として家族のケアに専念したいとの考えに至り、取締役会へ当社代表取締役社長社長執行役員および取締役を辞したい旨を申し入れ、本日付で辞任することとなりました。
現在、当社は次期中期経営計画策定に向けた大切な時期であり、社長職を辞することは関係各位の皆さまにご迷惑をお掛けすることにならないかと大変悩みましたが、経営陣に私の意思をご理解頂き、お任せすることとなりました。これまでお世話になりました皆様へ心よりお礼申し上げます。ありがとうございました」と述べた。(撮影・文:坂上 賢治)