日産自動車は3月13日、次期中期経営計画の実施に向けた2024年4月1日付の役員の体制変更について、以下の通り発表した。
日産は、多様性に富んだ新たなリーダーシップチームに於いて、同社の企業文化変革を支える重要な役割を果たすと共に、柔軟性を持ち、迅速な意思決定を行い、適応性を重視し、市場の需要やトレンドの変化に効果的に対応。また、新たなエグゼクティブ・コミッティー(EC)メンバーについては、責任と権限を明確にしたタイトルとし、ユーザーに焦点を当てた改革的な取り組みを推進するなど、今回の人事を通じて、電動化戦略や各市場に於ける事業戦略を加速させると共に、長期的に持続可能な成長の実現を目指すとしている。
1.ECメンバー
・ブランドチャンピオン、グローバルマーケティング&セールス/カスタマーエクスペリエンス/アフターセールス、コネクテッドカーサービス、グローバルインフィニティ、日本‐アセアンマネジメントコミッティを担当している副社長の星野 朝子氏は、チーフブランド&カスタマーオフィサー(CBCO)兼日本‐アセアンマネジメントコミッティ議長として、現担当を継続する。
・AMIEO(アフリカ、中東、インド、欧州、オセアニア)マネジメントコミッティを担当している専務執行役員のギョーム・カルティエ氏、アメリカズマネジメントコミッティを担当している専務執行役員のジェレミー・パパン氏、中国マネジメントコミッティを担当している専務執行役員の山﨑 庄平氏は、引き続きマネジメントコミッティ議長(MCC)として現担当を継続する。
・グローバル商品企画本部、グローバルプログラムマネジメント、モータースポーツビジネスユニットを担当している専務執行役員のイヴァン・エスピノーサ氏は、チーフプランニングオフィサー(CPLO)として、現担当を継続すると共に、新たにコーポレート市場情報統括本部を担当する。
・R&Dを担当している副社長の中畔 邦雄氏は、チーフテクノロジーオフィサー(CTO)として、現担当を継続する。
・生産事業&SCM、および購買を担当している副社長の坂本 秀行氏は、チーフモノづくりオフィサー(CMZO)として現担当を継続すると共に、関係会社管理を担当する。
・第三製品開発本部を担当している常務執行役員であり、株式会社NMKVの代表取締役社長兼最高経営責任者の安徳 光郎氏は、新たにECメンバーに就任すると共に、チーフクオリティオフィサー(CQO)として、トータルカスタマーサティスファクション、チーフビークルアセスメントスペシャリスト(CVAS)を担当する。なお、後任のNMKV代表取締役社長兼最高経営責任者は、NMKVの株主総会にて選任される予定。また、現在、同業務を担当している専務執行役員、チーフクオリティオフィサーの立石 昇氏は、3月末で退任する。
・財務、経理、M&A、税務・関税、IR、グローバルIS/IT、パートナーシップ オペレーションズ&パフォーマンスを担当している最高財務責任者(CFO)のスティーブン・マー氏は、現担当を継続する。
・経営戦略本部、ニューモビリティ、コーポレートガバナンス、コーポレートマネジメント、取締役会室を担当している専務執行役員の渡部 英朗氏は、チーフストラテジー&コーポレートアフェアーズオフィサー(CSAO)として、現担当を継続すると共に、ビジネス開発、サステナビリティ、渉外、コーポレートパートナーシップ開発、DBIOを担当。現在、コンプライアンス、コーポレートサービス、危機管理&セキュリティ、サステナビリティ、渉外、IP顧客ビジネス開発を担当している専務執行役員の田川 丈二氏は、渡部氏にレポートする。
・グローバル人事を担当している専務執行役員、チーフHRオフィサーの井原 徹氏は、チーフHRオフィサー(CHRO)として現在の担当に加え、コンプライアンスを新たに担当する。
2.執行役員、理事
<中国>
・アセアン地域を担当しているリージョンVPの關口 勲氏は、常務執行役員に昇格し、東風日産乗用車公司(DFN)マネージングディレクター(総経理)に就任。關口氏は、山﨑氏にレポートする。
<R&D>
・第二製品開発本部を担当している常務執行役員である山口 一之氏は、第一製品開発本部を担当。山口氏は、引き続き、中畔氏にレポートする。
・第二製品開発本部のセグメントCVEである富田 達三氏は、常務執行役員に昇格し、第二製品開発本部を担当。富田氏は、中畔氏にレポートする。
・第一製品開発本部および第四製品開発本部を担当している常務執行役員である田沼 謹一氏は、第三製品開発本部および第四製品開発本部を担当。田沼氏は、引き続き、中畔氏にレポートする。
・コネクティドカー&サービス技術開発本部の理事である佐々木 徹夫氏は、フェローに昇格し、電子・メカトロニクス・電動システム技術を担当。佐々木氏は、中畔氏にレポートする。
・パワートレイン&EV開発本部の理事である生浪島 俊一氏は、常務執行役員に昇格し、現担当を継続。生浪島氏は、引き続き、専務執行役員の平井俊弘氏にレポートする。
<コーポレートファンクション>
・グローバルコントローラー、リージョンズ パフォーマンス コントロールを担当している常務執行役員の幾島 剛彦氏は、専務執行役員に昇格し、現担当を継続。幾島氏は、引き続き、CFOのマー氏にレポートする。
・経営戦略本部を担当している常務執行役員の真田 裕氏は、現担当を継続すると共に、ビジネス開発を担当。真田氏は、引き続き、渡部氏にレポートする。
・グローバルコミュニケーション本部の理事であるラバーニヤ・ワドゥガウカル氏は、常務執行役員に昇格し、グローバルコミュニケーション本部を担当。ワドゥガウカル氏は、CEOの内田氏にレポートする。
・グローバルコミュニケーション本部の常務執行役員である濱口 貞行氏は、フェローに就任し、コーポレート アフェアーズを担当。濱口氏は、引き続き、CEOの内田氏にレポートする。
・オペレーション戦略室を担当している理事(VP)兼日産(中国)投資有限公司(NCIC)社長である松山 昌史氏は、NCIC社長を継続しながら、中国戦略および特命業務の理事に就任。松山氏は、NCIC社長としては山﨑氏に、中国戦略については、経営戦略本部を担当する常務執行役員の真田氏にレポートする。
<生産>
・モノづくりアセアンを担当しているリージョンSVPである五月女 峰行氏は、理事に昇格して栃木工場を担当し、専務執行役員の小幡泰彦氏にレポートする。
・APW推進部 部長である竹原 永郎氏は、理事に昇格して追浜工場を担当し、小幡氏にレポートする。
・パワートレイン技術企画部 部長である井口 栄二氏は、理事に昇格して横浜工場を担当し、小幡氏にレポートする。現在、横浜工場を担当している理事である和田 民世氏は、日産グループ内のマネジメントポジションに就任する予定。
3.退任
・R&Dを担当しているフェローである豊増 俊一氏は、3月末を以て退任する。
・北米のマーケティング&セールスを担当している常務執行役員であるマイケル・コレラン氏は、3月末を以て退任する。
・栃木工場を担当している理事である菊池 英司氏は、3月末を以て退任する。
・追浜工場を担当している理事である久松 太久司氏は、3月末を以て退任する。