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2024年10月16日【人事】

Luup、社外取締役・監査役を迎え経営体制を強化

坂上 賢治

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マイクロモビリティのインフラ展開に注力するLuupは10月16日、経験豊富な社外取締役・監査役を迎え自社の経営体制を強化した。新体制では以下の10名を取締役・監査役としてコーポレートガバナンスを強化し事業成長の加速を目指す。

 

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岡井 大輝氏(Daiki Okai)
代表取締役CEO / 共同創業者
マイクロモビリティ推進協議会 会長

 

▶コメント:この度、新たに素晴らしい方々をLuupに迎えることができ、とても嬉しく、そして心強く感じています。Luupが直近で取り組んでいる短距離移動インフラの構築を超えて、街に必要とされる次世代移動インフラの実現を見据えて、今回、これらの方々にジョイン頂きました。

2023年7月の道路交通法改正以降、Luupは事業を急速に拡大し、10,000箇所以上というポート数は国内のシェアサイクル業界において最多となっています。街じゅうの方々から日常の移動で活用頂いている一方で、一部の利用者による悪質な違法走行も見られ、アカウント凍結等の安全対策の強化を急いでいます。

新しい経営体制の下で、安全・安心に対する取り組みをさらに強化し、利用者のみならず歩行者や自動車を運転される方など、LUUPのある街に暮らす、皆さまの安全・安心を第一に、事業を運営してまいります。

 

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牧田 涼太郎氏(Ryotaro Makita)
取締役COO / 共同創業者
元マッキンゼー

 

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向山 哲史氏(Satoshi Mukoyama)
取締役CFO
元三菱商事、ユニゾン・キャピタル

 

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大西 賢氏(Masaru Onishi)
社外取締役
元日本航空 代表取締役社長

 

▶略歴:日本航空の破たん後の代表取締役社長、代表取締役会長を務め、同社の早期の再上場に大きな貢献を果たす。経営経験、特に企業文化・風土の改革及び安全に基づく幅広い見識をもとに、複数社の社外取締役を務める。

 

▶コメント:50年近くにわたり日本航空においてグローバルなハブ間モビリティサービス事業に携わってきましたが、今般、Luupが目指す“街じゅうを「駅前化」するインフラを作る”というミッションに共感し、社外取締役の一員として、経営に参画させて頂くことになりました。長年に亘り培ってきた、特に、安全・安心なサービスの提供のための実務経験を活かし、老若男女を問わずご利用頂ける快適なモビリティサービスの提供に貢献してまいります。

 

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杉田 浩章氏(Hiroaki Sugita)
社外取締役
ボストン コンサルティング グループ シニア・アドバイザー、
早稲田ビジネススクール 教授

 

▶略歴:JTBを経て、ボストン コンサルティング グループに入社以来30年にわたり、さまざまな業界の長期的な企業変革や新たな価値創造を支援。2006年から2013年にかけてBCGの日本支社長、2016年から2020年にかけては同社の日本代表を務めた。現在は同社のシニア・アドバイザーのほか早稲田ビジネススクールの教授、ユニ・チャーム、Kaizen Platformでの社外取締役を務める他、スカイドライブ、ファームノート、アイリス、SWAT Mobility Japan等10社を超えるベンチャー企業の顧問等を歴任。

 

▶コメント:Luupが展開するマイクロモビリティは街中や観光地に於ける移動の不便さを解消し、エリアの活性化を支えるインフラになっていく爆発力を秘めていると思います。移動の利便性と効率性の向上といった交通インフラとしての一翼を担う役割だけでなく、街や観光地の魅力を向上させ、新たな需要を生み出し、エリアの活性化を実現する役割を担えるポテンシャルがあります。しかし、それも安心・安全と必要不可欠なインフラであるという社会的な認知と信頼を得られてこその話だと思います。社外取締役として今までの経験を活かしてLuupがよりいっそう社会価値の創造に資する企業となるべく貢献してまいりたいと思います。

 

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川崎 裕一氏(Yuichi Kawasaki)
社外取締役
元スマートニュース シニア・バイス・プレジデント/執行役員

 

▶略歴:創業期のはてなに参画し、取締役副社長として広告事業を立ち上げ、同社の東京証券取引所上場時のビジネスモデルの確立に貢献。起業し、その後会社をミクシィに売却。ミクシィでは取締役COOとして、SNS事業からゲーム事業に転換させ企業再生を実現。在任中に時価総額を160億円から5000億円へ拡大させる。スマートニュースで広告事業責任者として広告事業部門を立ち上げ収益化に成功。2020年に自らが起案して立ち上げたM&A部門の責任者として同社のM&Aをリードする。現在はスタートアップへの投資をエンジェル投資家として行う傍ら、ハンズオンでの経営アドバイスも行っている。

 

▶コメント:Luupの社外取締役に就任し、その責務を担うことを光栄に存じます。私のキャリアにおいて、企業の創業期から成長期、上場、そして企業の買収・売却に至るまで、幅広い事業フェーズでの経験を積んでまいりました。これらの知見を活かし、Luupの企業価値向上と持続可能な成長に寄与すべく、全力を尽くす所存です。皆様とともに、Luupの次なる成長ステージを見据え、協力して取り組んでいけることを楽しみにしております。

 

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中路 隼輔氏(Shusuke Nakaji)
社外取締役
ANRI シニアプリンシパル

 

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橋本 佳奈依氏(Kanae Hashimoto)
常勤監査役
公認会計士、元有限責任監査法人トーマツ

 

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樋口 建史氏(Tateshi Higuchi)
監査役
元警視総監

 

▶略歴:警視総監、ミャンマー駐箚特命全権大使はじめ行政機関で要職を務めたほか、新日鐵住金、第一三共、損保ジャパン、大成建設、三浦工業等で社外役員や顧問を歴任。

 

▶コメント:警察での35年の経験を活かし、Luupが提供する移動インフラの安全性向上に貢献してまいります。Luupは、電動小型のモビリティが日本の新しい交通手段として定着するか否かの鍵を握る企業だと捉えています。交通安全に一層注力し、全ての人が安全にLUUPを利用でき、全ての人がLUUPのある街で安心して暮らすことのできる環境づくりに努めてまいります。

 

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國峯 孝祐氏(Kosuke Kunimine)
監査役
弁護士、元経済産業省

 

▶略歴:8年間の経済産業省勤務の後、弁護士となり、モリソンフォスター法律事務所を経て、2017年に國峯法律事務所を設立。主に政府の規制対応の助言を行っている。

 

▶コメント:Luupは新型のモビリティを社会に実装するというイノベーションに取り組んでいます。同時に、歩行者を含むすべての人にとって、安全・安心な移動手段として社会に実装するという重大な責務も負っています。新たなイノベーションと安全を徹底しながら社会実装していくことは、いま閉塞感のある日本経済に最も必要なことであり、その実現に貢献していきたいと考えています。

 

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株式会社Luup
所在地:東京都千代田区神田佐久間町三丁目21番地24 AKIHABARA CENTRAL SQUARE 4階
代表者:岡井大輝
創業:2018年7月
URL:https://luup.sc/

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坂上 賢治

NEXT MOBILITY&MOTOR CARS編集長。日刊自動車新聞を振り出しに自動車産業全域での取材活動を開始。同社の出版局へ移籍して以降は、コンシューマー向け媒体(発行45万部)を筆頭に、日本国内初の自動車環境ビジネス媒体・アフターマーケット事業の専門誌など多様な読者を対象とした創刊誌を手掛けた。独立後は、ビジネス戦略学やマーケティング分野で教鞭を執りつつ、自動車専門誌や一般誌の他、Web媒体などを介したジャーナリスト活動が30年半ば。2015年より自動車情報媒体のMOTOR CARS編集長、2017年より自動車ビジネス誌×WebメディアのNEXT MOBILITY 編集長。

松下次男

1975年日刊自動車新聞社入社。編集局記者として国会担当を皮切りに自動車販売・部品産業など幅広く取材。その後、長野支局長、編集局総合デスク、自動車ビジネス誌MOBI21編集長、出版局長を経て2010年論説委員。2011年から特別編集委員。自動車産業を取り巻く経済展望、環境政策、自動運転等の次世代自動車技術を取材。2016年独立し自動車産業政策を中心に取材・執筆活動中。

間宮 潔

1975年日刊自動車新聞社入社。部品産業をはじめ、自動車販売など幅広く取材。また自動車リサイクル法成立時の電炉業界から解体現場までをルポ。その後、同社の広告営業、新聞販売、印刷部門を担当、2006年に中部支社長、2009年執行役員編集局長に就き、2013年から特別編集委員として輸送分野を担当。2018年春から独立、NEXT MOBILITY誌の編集顧問。

片山 雅美

日刊自動車新聞社で取材活動のスタートを切る。同紙記者を皮切りに社長室支社統括部長を経て、全石連発行の機関紙ぜんせきの取材記者としても活躍。自動車流通から交通インフラ、エネルギー分野に至る幅広い領域で実績を残す。2017年以降は、佃モビリティ総研を拠点に蓄積した取材人脈を糧に執筆活動を展開中。

中島みなみ

(中島南事務所/東京都文京区)1963年・愛知県生まれ。新聞、週刊誌、総合月刊誌記者(月刊文藝春秋)を経て独立。規制改革や行政システムを視点とした社会問題を取材テーマとするジャーナリスト。

山田清志

経済誌「財界」で自動車、エネルギー、化学、紙パルプ産業の専任記者を皮切りに報道分野に進出。2000年からは産業界・官界・財界での豊富な人脈を基に経済ジャーナリストとして国内外の経済誌で執筆。近年はビジネス誌、オピニオン誌、経済団体誌、Web媒体等、多様な産業を股に掛けて活動中。

佃 義夫

1970年日刊自動車新聞社入社。編集局記者として自動車全分野を網羅して担当。2000年出版局長として「Mobi21」誌を創刊。取締役、常務、専務主筆・編集局長、代表取締役社長を歴任。2014年に独立し、佃モビリティ総研を開設。自動車関連著書に「トヨタの野望、日産の決断」(ダイヤモンド社)など。執筆活動に加え講演活動も。

熊澤啓三

株式会社アーサメジャープロ エグゼクティブコンサルタント。PR/危機管理コミュニケーションコンサルタント、メディアトレーナー。自動車業界他の大手企業をクライアントに持つ。日産自動車、グローバルPR会社のフライシュマン・ヒラード・ジャパン、エデルマン・ジャパンを経て、2010年にアーサメジャープロを創業。東京大学理学部卒。

福田 俊之

1952年東京生まれ。産業専門紙記者、経済誌編集長を経て、99年に独立。自動車業界を中心に取材、執筆活動中。著書に「最強トヨタの自己改革」(角川書店)、共著に「トヨタ式仕事の教科書」(プレジデント社)、「スズキパワー現場のものづくり」(講談社ピーシー)など。