小糸製作所 は8月29日、来年4月より定年年齢を現行の60歳から65歳まで段階的に引き上げると同時に、再雇用制度を70歳まで働くことができるように改定すると発表した。
同社では、「KOITO VISION~人と地球の未来を照らす~」の実現に向け、「ものづくり・人づくり」の強化・革新による企業基盤の強化を図ると共に国籍や性別・年齢などに関わりなく多様な価値観を尊重し、従業員が生き生きと挑戦し続けられる風土・制度づくりを推進。この取り組みの一環として今回の改定を実施すると云う。
改定後は、独自のシニア資格を新たに設け、60歳以降も正社員のまま全員が「シニアプロフェッショナル」「シニアアドバイザー」「シニアエキスパート」に移行可能とし、シニアプロフェッショナルについては役職を継続、またシニアアドバイザー・シニアエキスパートについては、高い専門性を活かして後進の育成にも取り組んでもらうことで、同社の競争力の底上げに貢献。今後増加するシニア層が持つ、豊富な経験や能力・知見を最大限発揮し、技能の伝承・後進の指導に努めてもらうなど、高い意欲を持って生き生きと活躍し続けられる環境を整備することで、グループの持続的な成長を図っていくと云う。
[65歳定年制の概要]
1.定年年齢
・新制度:定年年齢を2025年度以降、毎年1歳ずつ段階的に引き上げ、65歳までとする。
・現行制度:60歳。
2.再雇用年齢
・新制度:65歳~70歳。
・現行制度:60歳~65歳。
3.選択定年制
・新制度:60歳から定年年齢までの期間で退職時期を選択可能とする。
・現行制度:─
4.処遇改善
・新制度:定年年齢までの給与については業務内容と能力に応じて処遇を決定する(60歳以降も能力や成果に応じて昇給が可能)。
・現行制度:─
5.働き方改善
・新制度:フルタイムに加えて短時間勤務も可能
・現行制度:─