写真左からオーウエル川戸康晴 代表取締役社長 、SkyDrive福澤知浩 代表取締役CEO 工業用塗料&電子部品商社のオーウエル(本社:大阪市西淀川区、代表取締役社長 川戸康晴)は3月1日、「空飛ぶクルマ」と「物流ドローン」を開発するSkyDriveとサポーター契約を締結した。
同社は、工業用塗料販売で国内トップクラスの塗料関連事業と、センサーを中心とする電気・電子部品事業をグローバルに展開する生産財商社。また、このサポーター契約とは、SkyDriveが契約締結企業から部品割引や役務提供という形で支援を受け、空の産業革命を共に創造していくプログラムを指すもの。
対してSkyDriveは2018年に設立し、「100年に一度のモビリティ革命を牽引する」をミッションに2025年に開催される日本国際博覧会(大阪・関西万博)での運航に向けて、空飛ぶクルマ「SKYDRIVE」の開発を推進している。
そうしたなかオーウエルとSkyDriveは、「空飛ぶクルマ」の機体や部品への塗料・塗装に関する検討を行ってきた。そして今回、両社は塗料・塗装の仕様を追求するため、サポーター契約を締結。
SkyDriveが開発する空飛ぶクルマの実用化と量産化に向けて、オーウエルからの人的サポートに加え、当社がこれまで自動車、航空機をはじめとした様々な産業で長年培ってきました塗料・塗装に関する知識や技術を基にした“塗膜形成技術”を提供していく構えだ。
この取り組みについてSkyDrive代表取締役CEOの福澤知浩氏は、「この度は、塗装に関しての知識と経験を持たれているオーウエル様に、サポーターとしてご支援頂けることとなり、大変有り難く思っております。
空飛ぶクルマの安全性を担保するためには、機体の強度を高めることと、軽量化する事が重要になります。
オーウエル様の塗装に関しての経験豊富な方よりアドバイザリーをいただき、一緒に開発を進めてくださることになり、非常に心強いです。安全な空飛ぶクルマの開発を推進して参ります」と述べた。
これに対してオーウエルの代表取締役社長の川戸康晴氏は、「当社はSkyDrive様の100年に一度のモビリティ革命を牽引するというミッションに共感し、応援いたします。
これから、当社の“塗膜形成技術”が空飛ぶクルマの実用化~量産化に向けた課題を解決し、SkyDrive様が開発された空飛ぶクルマが人々の日常の移動に利用されている社会が来ることを楽しみにしております。
今後も当社は “塗膜形成技術”を活用した様々な業界への応用や展開に取り組むことで、持続可能な社会の実現に向けて、貢献してまいります」と応えている。