オンセミ日本法人は6月14日、米取引開始前(2023年6月20日)にNasdaq-100 Index(ナスダック100指数)に追加されることが決定した。
今回のインデックスへの組み入れは、オンセミが2年連続で過去最高の業績を達成し、過去30カ月で時価総額が3倍になったことを受けたもの。同社は2022年度の売上高が83億ドル、利益は売上高の3倍の速さで伸びている。
オンセミで社長兼CEOを務めるハッサーン・エルコーリー氏(Hassane El-Khoury)は、「当社が権威あるナスダック100指数に加わったことは、過去2年間にわたる当社の戦略が成功したことの証しであり、その間、世界中の社員の揺るぎない献身とイノベーションを通じて、当社の株主に対して多大な価値を提供してきました。
当社は、自動車および産業という主要なエンドマーケットにおいて卓越した技術でリードしており、業界最高水準の財務実績を維持しながら、市場を上回る収益成長を目指しています」と述べた。
併せてオンセミでは、「自動車および産業市場における高成長メガトレンドに対して、インテリジェントなパワーおよびセンシングソリューションを提供しながら、全社的な構造改革を推進してきました。
今日、オンセミはプレミアム事業に熱心に取り組み、市場機会にシリコンカーバイド(SiC)、シリコンパワー、パワーIC、イメージセンサ、センサインタフェースで対応しています。
実績のある戦略と長期供給契約による確約された収益により、オンセミは半導体業界での成長をさらに加速させる態勢を整えています。
ナスダック100指数は、ナスダック株式市場に上場している非金融業の大手100社で構成されており、オプション、先物、ファンドなどの金融商品のベンチマークとして機能する、世界最大規模の優良大型株インデックスのひとつとして広く認知されています。
ナスダック100指数はテクノロジー、消費財、ヘルスケアなど、業績が好調な業種への配分が大きくなっています」と話している。
なおオンセミは、2022年6月に米国株式市場のもう一つのプレミアベンチマークであるS&P 500指数にも追加されている。