NTN EUROPE 本社新社屋完成予想図
NTN傘下で欧州地域でベアリング(軸受)などの開発、製造、販売を行うNTN EUROPE S.A.(NTN EUROPE)は7月10日、フランス・オートサヴォア県・アヌシー市の新本社社屋建設予定地にて起工式を執り行ったことを(7月22日)明らかにした。新社屋は2026年3月に完成予定としている。
上記NTN EUROPEは、2008年にNTNグループに加わり、欧州事業の中核拠点として自動車や航空機、鉄道車両、各種産業機械向けベアリング(軸受)の開発、製造、販売を行ってきた。
NTN・CEO 鵜飼英一による挨拶
2023年には社名をNTN-SNR ROULEMENTSからNTN EUROPEに変更し、NTNの欧州戦略における役割を高めており、今後も事業推進体制の強化を進めつつ、脱炭素化をはじめとする市場ニーズへの対応力の強化を通じて、欧州地域での販売拡大やNTNブランドの浸透に取り組んでいる。
今回の新社屋建設は、先のアヌシー市の都市開発を機に決定したもので、起工式には、オートサヴォア県のイヴ・ルブルトン知事、アヌシー市のフランソワ・アストーグ市長をはじめとする自治体関係者の他、NTNのCEO・鵜飼英一氏、欧州地区担当執行役・山本正明氏、NTN EUROPE社長・ドミニク・ラヴィラ氏などの約60名が出席した。
写真:桜の植樹 (写真左からオートサヴォア県議会・サディエ議長、オートサヴォア県・ルブルトン知事、NTN・CEO 鵜飼英一氏)
起工式ではルブルトン知事が、地域雇用の創出や今後の発展への期待を込めた挨拶を行い、NTN・CEOの鵜飼氏は、「新社屋で新しい技術や技能を開発し、将来の変化に対応していく」と述べた。その後、次の100年も地域と共にNTN EUROPEおよびNTNグループが成長していくことを願って、ルブルトン知事らの来賓と共に桜の植樹を行った。
社名 :NTN EUROPE S.A.
所在地 :1, rue des Usines, BP 2017, 74010 Annecy Cedex, France
(フランス・アヌシー市) ※建屋竣工後、地番変更予定
代表者: Dominique LAVILLA
従業員数: 4,341名(2024年3月末)
事業内容: 自動車、航空機、鉄道車両など産業機械向け軸受の開発、製造、販売