写真は協定の締結式の風景、2024年8月21日:桑名市役所。左よりエイベックス株式会社 執行役員・生駒健二氏、NTN三重製作所 社長・川端健司氏、桑名市・伊藤徳宇市長、ノザキ製菓株式会社 社長・野嵜伸夫氏、東伸熱工株式会社 取締役三重工場長・福島健剛氏
NTNは9月4日、自社傘下のNTN三重製作所(本社:三重県桑名市)が桑名市と「大規模災害時における車中避難所の設置及び運営にかかる連携・協力協定」を締結しましたことを明らかにした。
近年、全国各地で地震や台風などの自然災害が頻発する中、各自治体や民間団体に於いては、様々な防災・減災への取り組みやインフラ整備が進められている。
そうしたインフラ整備等の対策で、従来からの課題のひとつに挙げられている「災害規模に比例した避難所の混雑」に鑑み、安全で快適な避難所の運営に対する重要性が高まっている。
NTN三重製作所
今回の協定は、そうした公的避難所の混雑解消を図ることを目的としたもので、「多度第2工業団地」に拠点を構え、浸水の心配がない高台に駐車場を保有しているNTN三重製作所を含めた企業4社が桑名市と協力。
災害が発生した際には、自社駐車場を従業員とその家族のための「車中避難所」として設置・運営を行うことを取り決めたもの。対して市は水や食料、生活物資などの提供や避難者の健康管理、給水車の配置などを行い、市と企業が連携しながら避難所運営を行う。
NTNグループでは、「南海トラフ地震など想定される大規模災害への備えの重要性が高まる中、自然エネルギーを活用した防災・減災に役立つ移動型独立電源N3エヌキューブなどの商品の提案を進める他、こうした自治体や企業との連携を通じて、地域のレジリエンス強化に貢献してまいります」と話している。