日産は11月13日、中国の東風汽車公司(以下、DFG)と2003年に設立した合弁会社「東風汽車 (本社:中国湖北省武漢市/以下、DFL)」が創立20周年を迎え、湖北省武漢市で11日に記念式典を開催したと発表した。
なおDFLは、新エネルギー車が台頭する大きな変革期にある中国自動車市場に於いて、事業の変革とさらなる発展を目指す「DNA+(DはDFG、Nは日産の頭文字のN、AはAdvancingの頭文字のA、+は刷新や包括的なアップグレードの意味を込めた)」戦略に取り組んでいくことを発表した。
これは今後、2026年までに現地で日産ブランド4車種を含む10車種の新エネルギー車を開発し、2024年後半を目処に最初のモデルを投入。また、DFGと日産の支援の下、2025年より車両の輸出を開始すると構えという(当初の輸出目標は年間10万台レベル)。
DFLは、この戦略を通じて、中国の資産をフル活用し、変化の激しい中国市場に合ったスピードで研究開発を推進。付加価値の高い商品や技術、サービスを提供し、環境対応を推進しながら業績の向上を目指すとしている。