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2024年12月13日【事業資源】

日産、「第40回・日産 童話と絵本のグランプリ」大賞作品を出版

坂上 賢治

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(上)絵本『さんにんだけの ないしょのはなし』表紙、見開き。(下)童話『今日にかぎって』表紙、見開き。

 

日産自動車は、今年3月に「第40回 日産 童話と絵本のグランプリ」で大賞を受賞した樺島 ざくろ氏の童話『今日にかぎって』と、スージィ氏の絵本『さんにんだけの ないしょのはなし』を、12月15日BL出版株式会社より出版する。両作品は、書店やインターネットを通じて販売される。

 

「日産 童話と絵本のグランプリ」は、一般財団法人 大阪国際児童文学振興財団が主催するアマチュア作家を対象とした創作童話と絵本のコンテスト。同グランプリでは、才能ある新進作家の育成をサポートすると共に、子どもたちに良書を届けることを目的に、これまで40年間で75作品を出版した。

 

日産は、社会貢献活動を通じて、次代を担う子どもたちへの支援に一貫して取り組んでおり、同グランプリに第1回(1984年)から協賛している。

 

2023年度に実施された第40回のグランプリでは、樺島 ざくろ氏の童話『今日にかぎって』が、童話部門1,490編の応募作品の中から大賞に、また、スージィ氏の絵本『さんにんだけの ないしょのはなし』が、絵本部門277編の応募作品の中から大賞に選ばれた。

 

日産は、第1回のグランプリから、累計で28万冊以上の出版作品を国内外の図書館や学校等に寄贈してきた。今回も国内では約3,400の図書館と、同社の事業所近隣の約900の保育園や幼稚園などに寄贈し、海外に於いても、同社の事業所周辺の日本人学校や日本語補習校に寄贈する予定。

 

日産では、「サステナビリティを事業の中核に据え、よりクリーンで安全、インクルーシブな世界を目指しています。そして、地域社会の発展に貢献するため、様々な国や地域で子どもたちを対象とした環境教育などに力を入れています。日産は本活動を通じて、日本の新しい才能を支援し、次代を担う子どもたちに魅力あふれる童話や絵本を届けていきたいと考えています」と話している。

 

 

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大賞受賞した童話の概要は以下の通り

 

タイトル: 『今日にかぎって』
主人公の小学生が自転車の鍵をなくしたことをきっかけに、同級生との新しいつながりが生まれ、お互いの理解を深めていく話です。文章が簡潔で設定が分かりやすく、物語としての完成度が高い作品。

 

作者: 樺島 ざくろ
東京女子大学現代文化学部コミュニケーション学科卒業。第39回 日産 童話と絵本のグランプリで佳作、第40回で大賞を受賞。東京都練馬区在住。3児の母。

 

絵の作者: 奥野 哉子
大阪府生まれ。ドイツのアラヌス大学芸術学部絵画科卒業。第26回、第27回、第31回、第32回 日産 童話と絵本のグランプリで優秀賞を受賞。同グランプリ第37回童話部門の大賞作品として出版された『ながみちくんがわからない』(作/数井 美治)の挿絵を担当。第35回 講談社絵本新人賞で佳作受賞など、受賞歴多数。大阪府在住。

 

価格: 1,500円(税別)

 

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大賞受賞した絵本の概要は以下の通り

 

タイトル: 『さんにんだけの ないしょのはなし』
一軒の家で一緒に暮らす幼なじみのおばあさん3人組が、縁側で話すうちに、同じ夢の世界のなかで子供にかえる話。絵の構成が秀逸で、情景も人物も丁寧に描かれている点が高く評価された。

 

作者: スージィ
神戸市出身。金沢美術工芸大学日本画専攻卒。幼少期から絵本や児童文学に親しみ、小学校では絵本作りクラブに所属。大学卒業後は保育の現場で働きながら関西を中心に展示会等活動中。兵庫県在住。

 

価格: 1,500円(税別)

 

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なお、今年度の「第41回 日産 童話と絵本のグランプリ」の作品募集は、10月31日をもって終了した。入賞作品の発表は、2025年3月初旬を予定している。

 

<関連URL>
日産 童話と絵本のグランプリ ウェブサイト
https://www.nissan-global.com/JP/FAIRYTALE/

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坂上 賢治

NEXT MOBILITY&MOTOR CARS編集長。日刊自動車新聞を振り出しに自動車産業全域での取材活動を開始。同社の出版局へ移籍して以降は、コンシューマー向け媒体(発行45万部)を筆頭に、日本国内初の自動車環境ビジネス媒体・アフターマーケット事業の専門誌など多様な読者を対象とした創刊誌を手掛けた。独立後は、ビジネス戦略学やマーケティング分野で教鞭を執りつつ、自動車専門誌や一般誌の他、Web媒体などを介したジャーナリスト活動が30年半ば。2015年より自動車情報媒体のMOTOR CARS編集長、2017年より自動車ビジネス誌×WebメディアのNEXT MOBILITY 編集長。

松下次男

1975年日刊自動車新聞社入社。編集局記者として国会担当を皮切りに自動車販売・部品産業など幅広く取材。その後、長野支局長、編集局総合デスク、自動車ビジネス誌MOBI21編集長、出版局長を経て2010年論説委員。2011年から特別編集委員。自動車産業を取り巻く経済展望、環境政策、自動運転等の次世代自動車技術を取材。2016年独立し自動車産業政策を中心に取材・執筆活動中。

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1975年日刊自動車新聞社入社。部品産業をはじめ、自動車販売など幅広く取材。また自動車リサイクル法成立時の電炉業界から解体現場までをルポ。その後、同社の広告営業、新聞販売、印刷部門を担当、2006年に中部支社長、2009年執行役員編集局長に就き、2013年から特別編集委員として輸送分野を担当。2018年春から独立、NEXT MOBILITY誌の編集顧問。

片山 雅美

日刊自動車新聞社で取材活動のスタートを切る。同紙記者を皮切りに社長室支社統括部長を経て、全石連発行の機関紙ぜんせきの取材記者としても活躍。自動車流通から交通インフラ、エネルギー分野に至る幅広い領域で実績を残す。2017年以降は、佃モビリティ総研を拠点に蓄積した取材人脈を糧に執筆活動を展開中。

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(中島南事務所/東京都文京区)1963年・愛知県生まれ。新聞、週刊誌、総合月刊誌記者(月刊文藝春秋)を経て独立。規制改革や行政システムを視点とした社会問題を取材テーマとするジャーナリスト。

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経済誌「財界」で自動車、エネルギー、化学、紙パルプ産業の専任記者を皮切りに報道分野に進出。2000年からは産業界・官界・財界での豊富な人脈を基に経済ジャーナリストとして国内外の経済誌で執筆。近年はビジネス誌、オピニオン誌、経済団体誌、Web媒体等、多様な産業を股に掛けて活動中。

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1970年日刊自動車新聞社入社。編集局記者として自動車全分野を網羅して担当。2000年出版局長として「Mobi21」誌を創刊。取締役、常務、専務主筆・編集局長、代表取締役社長を歴任。2014年に独立し、佃モビリティ総研を開設。自動車関連著書に「トヨタの野望、日産の決断」(ダイヤモンド社)など。執筆活動に加え講演活動も。

熊澤啓三

株式会社アーサメジャープロ エグゼクティブコンサルタント。PR/危機管理コミュニケーションコンサルタント、メディアトレーナー。自動車業界他の大手企業をクライアントに持つ。日産自動車、グローバルPR会社のフライシュマン・ヒラード・ジャパン、エデルマン・ジャパンを経て、2010年にアーサメジャープロを創業。東京大学理学部卒。

福田 俊之

1952年東京生まれ。産業専門紙記者、経済誌編集長を経て、99年に独立。自動車業界を中心に取材、執筆活動中。著書に「最強トヨタの自己改革」(角川書店)、共著に「トヨタ式仕事の教科書」(プレジデント社)、「スズキパワー現場のものづくり」(講談社ピーシー)など。