富山県射水市、日産自動車、富山日産自動車、日産サティオ富山の4者は9月13日、カーボンニュートラルの実現に向けて電気自動車(EV)や再生可能エネルギーを活用したまちづくりを推進する「包括連携協定」を締結した。
射水市は、脱炭素社会の実現を目指す、「ゼロカーボンシティ」を表明しており、再生可能エネルギーの普及促進やSDGsの推進など、環境対策に積極的に取り組んでいる。
その一環として、「日産リーフ」5台などEV10台を含む、電動車29台を公用車として導入。EVから電力を取り出すことができる可搬型給電器1台の導入や、PPAによる太陽光発電システムを設置した市庁舎立体駐車場への急速充電器1基(50kW×2口)を整備するなど、カーボンニュートラル実現と持続可能で強靭なまちづくりを推進中だ。
対して日産自動車は、これまで培ってきたEVに関するノウハウやネットワークを活かし、エネルギーマネジメント、サーキュラーエコノミー、サステナブルツーリズム、地域交通、次世代教育を通じ、脱炭素化、強靭化(災害対策)の実現により社会変革を促す、日本電動化アクション「ブルー・スイッチ」を推進している。
今回は、脱炭素化や強靱化の実現を目指す射水市が「ブルー・スイッチ」に賛同し協定を締結する運びとなった。
ブルー・スイッチによるSDGsへの貢献
連携項目と取り組み事例は以下の通り
(1) カーボンニュートラルの実現とEVの普及に関する事項
・市民及び市内事業者へのEVの普及促進活動の実施
(充電インフラ導入支援補助金の告知等)
・市で開催する環境イベントでのEV展示、給電デモ実施
(2) 再生可能エネルギーの普及に関する事項
・市民や市内事業者への再生可能エネルギー普及促進
(住宅用太陽光発電システム設置補助金の告知等)
・再生可能エネルギーや、EVを活用したエネルギーマネジメントに関するノウハウの提供
(3) 災害時における支援に関する事項
・災害による停電時に、日産販売会社が市にEVを貸与し、市が避難所等の非常用電源としてEVを活用
・避難訓練や防災訓練でのEV活用
(4) 環境教育の実施に関する事項
・「日産わくわくエコスクール」の実施など、環境教育での協力、連携
(5) その他、協議し必要と定める事項
脱炭素化、強靱化イメージ図
First Contact Nissan Technology:https://www3.nissan.co.jp/first-contact-technology.html
日本電動化アクション「ブルー・スイッチ」:https://www3.nissan.co.jp/first-contact-technology/blue-switch.html