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日産自動車とGNホールディングスは3月6日、GNホールディングスのグループ会社の群馬日産自動車の品質保証センターに於いて、日産自動車の電気自動車(以下「EV」)とEVの充放電を自律的に行う制御システムを活用したエネルギーマネジメントサービス「ニッサンエナジーシェア」の導入を3月1日より開始した。
日産自動車とGNホールディングス、および群馬日産自動車は、群馬日産自動車の品質保証センターに設置している太陽光パネルとEV「日産リーフ」5台、制御装置、V2H等を活用した日産の充放電制御サービスによるエネルギーマネジメントを行うことで、効率的なエネルギーの運用を目指す。
太陽光発電は、気象状況によって発電量にばらつきがあり、電力供給の不均衡が課題となっているが、今回、EVを蓄電池として利用すると共に、EVの充放電を自律的に行うシステムを組み合わせることで、太陽光発電の有効利用と系統電力の安定化を図る。
なおEVの充放電については、活用する「日産リーフ」のバッテリー残量やクルマとしての使用予定などを考慮しながら充放電車両の優先順位を決め、必要なタイミングで自律的に実施していく。
更に太陽光発電の余剰電力活用による、構内使用エネルギーの地産地消の実現を目指す。また電力のピークカット、ピークシフトにより最大デマンドを抑えることで電気代削減にも貢献すると共に、災害時等の非常用電源としても太陽光パネルでの発電電力と蓄電池としてのEVを活用する。
今回のニッサンエナジーシェアの導入に関してGNホールディングスは、「走る蓄電池」としてのEVの可能性を追求し、エネルギー運用の最適化によって環境負荷の低減に寄与できるものと捉えています。今後もEVを軸に今後もカーボンニュートラル実現に向け取り組んでまいります」と話している。