第3世代のベストセラーモデルとなった新型ティグアンは9月13日(独ウォルフスブルグ発)、ユーロNCAP (European New Car Assessment Programme:欧州新車アセスメントプログラム)で最高評価の5つ星を獲得した。
特に子どもの乗員保護分野で特に高い評価を獲得。これにより、新型ティグアンはヨーロッパの独立試験機関による2024年総合ランキングで、ファミリー向けオールラウンダーモデルの中で公式に最も高く評価された1台となった。
新型ティグアンは、ユーロNCAP(ヨーロッパ新車アセスメント・プログラム)により、成人乗員保護、子どもの乗員保護、交通弱者、安全支援(標準装備の運転支援システムをテスト)の各カテゴリーでテストされ、獲得した5つ星評価によると衝突安全性に対する高い総合評価と、包括的かつ実用的な予防安全技術が備わっていることが示されている。
2023年以降ユーロNCAPのテスト基準は、より厳しくなり、例えば新要件に車内に残された幼児を検出する要求機能が含まれるようになった。新世代のティグアンは同要件も満たした上で、標準装備の後席サイドエアバッグによって後部窓側の座席の安全性がより高められた。
なかでも小さな子供がいる家族にとって、ティグアンに標準装備されたエグジットウォーニング(降車時警告機能)は日常生活で役立つ機能となる。システムの検知範囲内で、他の道路利用者(自転車、電動スクーター、オートバイなど)が後方から接近している状態で、乗員がドアを開けることを防ぐ。このような場合に、システムは音声と視覚による警告を発するようになっている。
そんな新型ティグアンのエントリーモデルには以下の安全技術を有する
– 右折時対向車検知機能(衝突被害軽減ブレーキ)
– ドライバー注意モニターとドライバー・アラート・システム
– 運転席/助手席用エアバッグ(助手席エアバッグカットオフスイッチ付き)、カーテンエアバッグ、サイドエアバッグ(前席/後席)、センターエアバッグ(前席)
– リヤトラフィックアラート(後退時警告・衝突軽減ブレーキ機能)
– エグジットウォーニング(降車時警告機能)
– ヒルホルダー機能
– パークディスタンスコントロール(フロント/リア、前方および後方障害物に対する警告音)
– i-Size基準適合チャイルドシート固定装置(助手席/後席左右)
– フロントクロストラフィックアシスト
– プリクラッシュブレーキシステム“Front Assist”(歩行者&サイクリスト検知対応)
– 緊急通報サービス
– リアビューカメラ“Rear Assist”
– レーンキープアシストシステム“Lane Assist”
– レーンチェンジアシストシステム“Side Assist Plus”
– 幼児置き去り検知システム(チャイルドプレゼンスディテクション)
– ダイナミックロードサインディスプレイ
– Car2Xワーニングシステム
Euro NCAP テストの詳細:https://www.euroncap.com/en/results/vw/tiguan/51445