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2025年2月14日【事業資源】

ニアミー、静岡市内で「ミッドナイトシェア乗りタクシー」を運行

坂上 賢治

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NearMe(ニアミー)は2月14日、静岡県及び静鉄タクシーと連携し、電車やバスが運行していない早朝及び深夜帯における移動手段として「ミッドナイトシェア乗りタクシー」を静清交通圏で開始した。なお先の連携も踏まえ当該サービスは、静岡市(市長:難波 喬司)が主催する新社会システム共創コンテスト「知・地域共創コンテスト」で優秀賞を獲得したビジネスプランをもとに展開するものとなっている。

 

地方都市に於ける移動の課題は、担い手や利用者の減少によって選択肢そのものが限られてしまうことで移動することをあきらめてしまうことにある。特に電車やバスの運行が終了している早朝や夜間の時間帯では、移動コストが高い、移動自体がままならないなど、移動することを敬遠する傾向がある。

 

こうした状況を踏まえニアミーは、早朝や夜間における移動の利便性を向上させ、利用者にとってより経済的な移動手段を提供する取り組みとして「ミッドナイトシェア乗りタクシー」を運行させる。

 

「ミッドナイトシェア乗りタクシー」は、通常のタクシー料金より廉価に利用でき、利用者の経済的な負担を軽減させる。また運行時間は、電車やバスが運行していない時間帯21時~25時)に設定した。

 

ニアミーでは、「今回のミッドナイトシェア乗りタクシーの取り組みを通じて、タクシーのシェア乗りが新たな移動手段として定着していくことを目指していきます。加えて、今後は、高齢者の日常における移動や、スポーツイベント時に発生する移動の需要が瞬間的に高まるタイミングでの移動手段提供など、生活の様々なシーンでタクシーの『シェア乗り』を提供していくことも静岡市とともに検討していきます」と話している。

 

加えてニアミーの髙原幸一郎 社長は、「静岡市が主催する「知・地域共創コンテストで評価をいただいたビジネスモデルを、実際のサービスとして展開できることを大変嬉しく思います。早朝および夜間の時間帯における移動の課題は様々な地域で議論されており、有難いことに、その課題解決の手段としてニアミーの『シェア乗り』サービスが様々な地域で採用頂いています。

 

その中で、今回の取り組みは、静清交通圏での展開ということで、大きなチャレンジになると考えています。多くの方にこのミッドナイトシェア乗りタクシーを早朝・深夜の新たな移動の選択肢として定着させていくことを目指していきたいと考えています。

 

そして今後は、早朝・深夜に限らず、日常の移動の選択肢として、ニアミーのシェア乗りサービスを活用いただくシーンを提供することで、ニアミーのミッションにも掲げている“1人でも多くの人が、自由に移動でき、住みたい街に住み続けられる社会”を実現していきたいと考えています」と結んでいる。

 

 

運行期間:2025年2月14日(金)~2025年3月22日(土)
運行時間:21:00~25:00
サービスサイト:https://app.nearme.jp/town-shuttle/shizuoka/
運行エリア:静清交通圏(静岡市)
運行会社:静鉄タクシー株式会社

 

予約方法:
(1)エリアの選択
ニアミーのアプリ、またはサービスサイト( https://app.nearme.jp/town-shuttle/shizuoka/  )より「シェア乗りタクシー」を選択し、エリアから「静岡」を選択。

 

(2)予約
予約フォームに日時や住所など必要事項を入力してタクシーを予約。

 

(3)予約確定
予約が確定するまで待つ。

 

(4)乗車
送付される運行スケジュールに合わせて乗車する。
※予約には、ニアミーの会員登録が必要。
※タクシー配車の状況により、メールでの案内が遅くなることがある。
※仮予約が不成立の場合、その旨を伝える内容をメールで知らせる。
※シェア乗りが不成立になったことによる予約キャンセルはない。
※通常のタクシーとして運行。

 

決済方法:事前に登録したクレジットカード
料金体系:
料金はアプリ上で乗車地から降車地までの走行予定ルートの距離とシェア乗りの有無に応じて事前に確定される。また、シェア乗りの人数により変動し、通常のタクシー料金より廉価な料金で利用できる。
※2025年2月14日(金)時点。内容が変更となる可能性がある。詳細はWEBサイトを確認されたい。

 

会社概要
会社名 :株式会社NearMe
所在地 :東京都中央区日本橋富沢町9-4 THE E.A.S.T.日本橋富沢町
代表者 :代表取締役 髙原幸一郎
設立  :2017年7月18日
URL :https://nearme.jp/

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坂上 賢治

NEXT MOBILITY&MOTOR CARS編集長。日刊自動車新聞を振り出しに自動車産業全域での取材活動を開始。同社の出版局へ移籍して以降は、コンシューマー向け媒体(発行45万部)を筆頭に、日本国内初の自動車環境ビジネス媒体・アフターマーケット事業の専門誌など多様な読者を対象とした創刊誌を手掛けた。独立後は、ビジネス戦略学やマーケティング分野で教鞭を執りつつ、自動車専門誌や一般誌の他、Web媒体などを介したジャーナリスト活動が30年半ば。2015年より自動車情報媒体のMOTOR CARS編集長、2017年より自動車ビジネス誌×WebメディアのNEXT MOBILITY 編集長。

松下次男

1975年日刊自動車新聞社入社。編集局記者として国会担当を皮切りに自動車販売・部品産業など幅広く取材。その後、長野支局長、編集局総合デスク、自動車ビジネス誌MOBI21編集長、出版局長を経て2010年論説委員。2011年から特別編集委員。自動車産業を取り巻く経済展望、環境政策、自動運転等の次世代自動車技術を取材。2016年独立し自動車産業政策を中心に取材・執筆活動中。

間宮 潔

1975年日刊自動車新聞社入社。部品産業をはじめ、自動車販売など幅広く取材。また自動車リサイクル法成立時の電炉業界から解体現場までをルポ。その後、同社の広告営業、新聞販売、印刷部門を担当、2006年に中部支社長、2009年執行役員編集局長に就き、2013年から特別編集委員として輸送分野を担当。2018年春から独立、NEXT MOBILITY誌の編集顧問。

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日刊自動車新聞社で取材活動のスタートを切る。同紙記者を皮切りに社長室支社統括部長を経て、全石連発行の機関紙ぜんせきの取材記者としても活躍。自動車流通から交通インフラ、エネルギー分野に至る幅広い領域で実績を残す。2017年以降は、佃モビリティ総研を拠点に蓄積した取材人脈を糧に執筆活動を展開中。

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1970年日刊自動車新聞社入社。編集局記者として自動車全分野を網羅して担当。2000年出版局長として「Mobi21」誌を創刊。取締役、常務、専務主筆・編集局長、代表取締役社長を歴任。2014年に独立し、佃モビリティ総研を開設。自動車関連著書に「トヨタの野望、日産の決断」(ダイヤモンド社)など。執筆活動に加え講演活動も。

熊澤啓三

株式会社アーサメジャープロ エグゼクティブコンサルタント。PR/危機管理コミュニケーションコンサルタント、メディアトレーナー。自動車業界他の大手企業をクライアントに持つ。日産自動車、グローバルPR会社のフライシュマン・ヒラード・ジャパン、エデルマン・ジャパンを経て、2010年にアーサメジャープロを創業。東京大学理学部卒。

福田 俊之

1952年東京生まれ。産業専門紙記者、経済誌編集長を経て、99年に独立。自動車業界を中心に取材、執筆活動中。著書に「最強トヨタの自己改革」(角川書店)、共著に「トヨタ式仕事の教科書」(プレジデント社)、「スズキパワー現場のものづくり」(講談社ピーシー)など。