三菱自動車工業は12月20日、インドネシアに於ける生産拠点「ミツビシ・モーターズ・クラマ・ユダ・インドネシア(MMKI)」の累計生産台数が100万台を達成したことを記念し記念式典を実施した。
式典には、インドネシア政府のファイソル・リザ産業副大臣、正木靖駐インドネシア日本国特命全権大使、三菱自動車の加藤隆雄社長の他、サプライヤーや関係会社が列席した。
三菱自動車工業・加藤社長は式典で、「政府の皆様、サプライヤーや関係者の皆様のご支援のお陰で、インドネシアの生産拠点は、当社にとって大きな事業の柱に成長しました。
ここで生産した車両はインドネシア国内で販売される他、一部車両はアセアン各国を含む世界の国々に輸出しており、アセアンの主要生産拠点として重要な役割を果たしています。今後も魅力ある商品を市場へ投入し、インドネシア経済のさらなる発展に寄与していきたいと存じます」と述べた。
なお同国ブカシ県のGIIC工業団地にある生産拠点は、三菱自動車が三菱商事、現地パートナーである〝Krama Yudha〟と共に設立した生産合弁会社。生産能力16万台の工場として2017年4月から生産を開始。その後、2019年度には生産能力が22万台に引き上げられ、現在、約50カ国に輸出している。
MMKIの歴史
・2017年度:パジェロスポーツ(4月)、エクスパンダー(9月)生産開始。
・2018年度:エクスパンダー(4月)輸出開始、コルトL300(5月)生産開始。
・2019年度:エクスパンダー クロス(11月)生産開始。
・2023年度:エクスフォース(10月)、ミニキャブEV(12月)生産開始、エクスフォース(2月)輸出開始。
・2024年度:100万台達成(10月)。
工場(MMKI)の概要]
– 所在地:インドネシア共和国 西ジャワ州 ブカシ県(首都ジャカルタ市から東に37km)
– 代表者:取締役社長 斉藤稔
– 出資比率:三菱自動車 51%、三菱商事株式会社 40%、PT Krama Yudha 9%
– 生産開始:2017年4月
– 生産能力:22万台/年
– 敷地面積:30ヘクタール
– 従業員数:約3,500名(2024年9月)
– 生産車種:パジェロスポーツ、エクスパンダー、エクスパンダー クロス、コルト L300、エクスフォース、ミニキャブEV(現地名:L100 EV)。