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2024年9月9日【事業資源】

三菱ロジスネクスト、無人搬送車「イブオート」の販売開始

坂上 賢治

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三菱ロジスネクストeve autonomy(イブ・オートノミー)は9月9日、屋外対応型の無人搬送ソリューション「eve auto®」に係る販売協業を開始した。これにより、屋内外両方の自動搬送ソリューションをワンストップで提供するべく、両社協業のもと広く全国の工場や物流倉庫等に於ける搬送の自動化を推進していく。

 

両社協業の背景には、「2024年問題」など全国の工場・物流倉庫等における人手不足が年々深刻化、人手不足の緩和・解消のため、自動搬送に対する市場ニーズが多様化している実態がある。

 

そこでこ同状況を踏まえ、両社は屋外対応型の無人搬送ソリューション「eve auto®」の提供に係る協業契約を締結した。

 

 

より具体的には、無人フォークリフト「PLATTER Auto®」の販売販売ネットワーク(国内36社約400拠点)を配する三菱ロジスネクストが販売店となり、eve autonomyが手掛ける屋外対応型の自動搬送ソリューション「eve auto®」の提供を開始。同協業により、全国で工場・物流倉庫等を有する顧客へ、屋内外両方の自動搬送ソリューションを提案。先の社会課題の解決に貢献していきたい考えだ。そんな両社のコメントは以下の通り。

 

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三菱ロジスネクスト株式会社 代表取締役社長:間野 裕一氏
このたび、eve autonomy社と販売分野での協業を開始することとなりました。当社は豊富な顧客接点を持つ強みも活かし、工場や物流倉庫など、屋内での自動搬送ソリューションにおいて多くの実績を有していますが、新たなラインアップとしてeve auto®も加えることで、屋外での自動搬送におけるお客様の課題解決を可能にします。

 

更に屋内外での搬送だけでなく、当社の保管・情報システム製品なども組み合わせることで、より幅広くお客様の課題に対するソリューションの提供を実現してまいります。

 

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株式会社eve autonomy 代表取締役CEO:星野 亮介氏 
三菱ロジスネクスト社が保有されている物流における豊富な経験、強靭な販売網、とりわけ自動化・脱炭素を実現する種々のソリューションと、当社の技術・サービスとのシナジーにより、物流の世界をアップデートすることができると確信しております。

 

当社は創業4年目の会社ですが、今般の販売協業は、お客様の理解を深める最良の機会と捉えており、当社ソリューションの一層の改善・強化に努めます。三菱ロジスネクスト社との協業により、当社のミッション「誰かの『運ぶ』が昨日よりもラクになる世界の実現」に大きく近づくものと期待しています。

 

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【eve auto主要スペック】

・eve auto製品・サービスページ:https://info.eveautonomy.com/2p8rn6bw
・導入事例紹介ページ:https://info.eveautonomy.com/2s4jukwv

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坂上 賢治

NEXT MOBILITY&MOTOR CARS編集長。日刊自動車新聞を振り出しに自動車産業全域での取材活動を開始。同社の出版局へ移籍して以降は、コンシューマー向け媒体(発行45万部)を筆頭に、日本国内初の自動車環境ビジネス媒体・アフターマーケット事業の専門誌など多様な読者を対象とした創刊誌を手掛けた。独立後は、ビジネス戦略学やマーケティング分野で教鞭を執りつつ、自動車専門誌や一般誌の他、Web媒体などを介したジャーナリスト活動が30年半ば。2015年より自動車情報媒体のMOTOR CARS編集長、2017年より自動車ビジネス誌×WebメディアのNEXT MOBILITY 編集長。

松下次男

1975年日刊自動車新聞社入社。編集局記者として国会担当を皮切りに自動車販売・部品産業など幅広く取材。その後、長野支局長、編集局総合デスク、自動車ビジネス誌MOBI21編集長、出版局長を経て2010年論説委員。2011年から特別編集委員。自動車産業を取り巻く経済展望、環境政策、自動運転等の次世代自動車技術を取材。2016年独立し自動車産業政策を中心に取材・執筆活動中。

間宮 潔

1975年日刊自動車新聞社入社。部品産業をはじめ、自動車販売など幅広く取材。また自動車リサイクル法成立時の電炉業界から解体現場までをルポ。その後、同社の広告営業、新聞販売、印刷部門を担当、2006年に中部支社長、2009年執行役員編集局長に就き、2013年から特別編集委員として輸送分野を担当。2018年春から独立、NEXT MOBILITY誌の編集顧問。

片山 雅美

日刊自動車新聞社で取材活動のスタートを切る。同紙記者を皮切りに社長室支社統括部長を経て、全石連発行の機関紙ぜんせきの取材記者としても活躍。自動車流通から交通インフラ、エネルギー分野に至る幅広い領域で実績を残す。2017年以降は、佃モビリティ総研を拠点に蓄積した取材人脈を糧に執筆活動を展開中。

中島みなみ

(中島南事務所/東京都文京区)1963年・愛知県生まれ。新聞、週刊誌、総合月刊誌記者(月刊文藝春秋)を経て独立。規制改革や行政システムを視点とした社会問題を取材テーマとするジャーナリスト。

山田清志

経済誌「財界」で自動車、エネルギー、化学、紙パルプ産業の専任記者を皮切りに報道分野に進出。2000年からは産業界・官界・財界での豊富な人脈を基に経済ジャーナリストとして国内外の経済誌で執筆。近年はビジネス誌、オピニオン誌、経済団体誌、Web媒体等、多様な産業を股に掛けて活動中。

佃 義夫

1970年日刊自動車新聞社入社。編集局記者として自動車全分野を網羅して担当。2000年出版局長として「Mobi21」誌を創刊。取締役、常務、専務主筆・編集局長、代表取締役社長を歴任。2014年に独立し、佃モビリティ総研を開設。自動車関連著書に「トヨタの野望、日産の決断」(ダイヤモンド社)など。執筆活動に加え講演活動も。

熊澤啓三

株式会社アーサメジャープロ エグゼクティブコンサルタント。PR/危機管理コミュニケーションコンサルタント、メディアトレーナー。自動車業界他の大手企業をクライアントに持つ。日産自動車、グローバルPR会社のフライシュマン・ヒラード・ジャパン、エデルマン・ジャパンを経て、2010年にアーサメジャープロを創業。東京大学理学部卒。

福田 俊之

1952年東京生まれ。産業専門紙記者、経済誌編集長を経て、99年に独立。自動車業界を中心に取材、執筆活動中。著書に「最強トヨタの自己改革」(角川書店)、共著に「トヨタ式仕事の教科書」(プレジデント社)、「スズキパワー現場のものづくり」(講談社ピーシー)など。