刈谷一色試験所
産業用各種計測装置&計測システムの企画・開発・販売・受託試験などを担う三弘(本社:愛知県名古屋市、代表取締役:井出竜之)は9月27日、自動車の耐久性などを評価できる受託試験所として刈谷一色試験所を愛知県刈谷市に来たる10月2日に開設する。
同社が今回、新たに受託試験業務を拡大する理由は、自動車の電動化を背景に、関連する電子部品の耐久性などを調べる受託試験の需要増が見込まれるためだという。
三弘には既に刈谷市にはすでに試験所があるが、新たな拠点には、冷熱衝撃装置17台と恒温恒湿器4台の計21台の試験装置を導入。それにより刈谷市内2拠点体制を整える。
なお三弘では、「顧客の開発担当者には本業に時間を割いて頂くべく、自動車関連企業が多く集まる愛知県刈谷市の地の利を生かして配送から請負、開発リードタイムの短縮も支援します」と話している。
導入される冷熱衝撃装置は、最大で200度の高温とマイナス70度の低温を繰り返し、膨張や収縮による耐久性を試験できるようになる。また大型部品にも対応できるよう、幅120センチ、高さ65.5センチ、奥行き75センチまで試験できる大型装置も設置したとしている。
加えて恒温恒湿器では、温度に加えて湿度の変化に対する耐久性も試験できる他、
温度設定では、最大180度まで試験できる装置も設置する。
刈谷一色試験所
住所:愛知県刈谷市一色町2丁目5-2
TEL:0566-93-3588
FAX:0566-93-3587