NEDOの「競争的な水素サプライチェーン構築に向けた技術開発事業」に採択
みずほリサーチ&テクノロジーズ(MHRT/2021年、みずほ情報総研とみずほ総合研究所の合併により発足)は、国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)の公募事業な採択された。
より具体的には「競争的な水素サプライチェーン構築に向けた技術開発事業/総合調査研究/国内水素輸送シミュレーションモデルの構築に向けた基礎調査」に於ける委託事業に、一般社団法人水素バリューチェーン推進協議会と共同で提案・採択さたもの。
予てより〝みずほフィナンシャルグループグループ〟は、水素が多くのセクターにとって脱炭素化を実現する上で有望な領域の1つになると位置づけており、2024年5月には、水素等*のサプライチェーンの構築・社会実装の加速に貢献するため、2030年までに水素等(水素、アンモニア、eメタンを包括)の製造分野等への2兆円のファイナンスの実行を目指すことを発表している。
これを前提に、みずほリサーチ&テクノロジーズは、水電解装置や燃料電池のロードマップ策定支援に代表される日本政府の戦略策定への関与や水素関連のキーテクノロジーの開発・商用化支援に加え、水素需要・コスト分析および水素製造・発電技術の実現可能性調査の支援に代表される水素サプライチェーン構築の実現に向けた取り組みを行ってきた。
今調査は、将来へ向けた国内水素サプライチェーン構築のために必要となる様々な水素需要地に於ける水素供給コストを、試算可能な国内水素輸送シミュレーションを構築することを目標に基礎調査を行う。
具体的には、まず国内水素サプライチェーンの分析評価を行ったうえで、国内水素サプライチェーン評価結果を企業等へ展開し、フィードバックを取得。将来の国内水素輸送シミュレーションモデルの構築に向けた検討を行う。