マツダは9月4日、広島地区に所在する技能系従業員向け5つの社員寮を統合して新社員寮を建設する。工事は2024年10月より開始。新寮は2027年4月より運用開始となる見込み。
マツダは「人は最も重要な資本である」と考え、人材活躍の最大化に向け、基盤となるひとづくりを推進している。
そうした見地から広島市南区に所在する技能系従業員向け社員寮は築50年以上が経過。入寮する従業員の住環境の改善による従業員満足度の向上や、人材確保に資する魅力的な住環境の提供は、それらの課題となっていた。
今回建設する新寮では、各個室の居住空間や設備の充実を図り、入寮者の交流の場となるラウンジや、トレーニングルームなども設置、快適で充実した寮生活を送れるようにする。
「新寮の完成イメージ」
マツダでは、「働く誇りを感じられる、魅力的で、安心して仕事に集中できる住環境を整備することで、従業員の満足度向上を図り、いきいきと働ける基盤を築きます。
また地域への貢献として、独立した建物となる食堂棟を地域の皆様にもご利用頂けるよう一般開放する予定です。
加えて例年寮生も参加させて頂いている地域のお祭りなどでは、食堂棟や周辺の広場をこれまで以上に広く活用し、皆様と楽しく過ごせることを願っています。広島の一企業市民として、地域との繋がりをより一層深めてまいります」と話している。
新設する寮・既存寮統合の概要は以下の通り
統合対象となる寮
– 大州寮、- 松風寮(広島市南区大州)
– 第1小磯寮、- 第2小磯寮(同、小磯町)
– 大原寮(同、向洋大原町)
新寮の建設予定地
広島市南区小磯町(現在の第1小磯寮所在地)
工事予定
2024年10月~第1小磯寮解体
2025年4月~新寮建設
2026年10月~新寮竣工、受入準備
2027年4月~新寮運用開始
居室数:800室
居室内設備:
デスク、Wi-Fi、冷暖房、クローゼット、ベッド、キッチン、洗面化粧台、シャワー設備、トイレ、冷蔵庫置場、洗濯機置場
共用部の主な設備:
食堂棟(一般の方のご利用も可とする)、Wi-Fi、共用キッチン、共用ラウンジ、男性ラウンジ、女性ラウンジ、トレーニングルーム、男性大浴場、女性大浴場など