マツダは7月25日、「サステナブル・ファイナンス・フレームワーク」に基づき、トランジション・ボンドの発行条件を決定した。今回発行するトランジション・ボンドは、2024年3月の発行に続くもので、5年および10年の年限で構成されており、発行額は合計300億円。
マツダは、2030経営方針における主要取り組みとして、2050年のサプライチェーン全体におけるカーボンニュートラル(CN)実現に向けた取り組み、および電動化戦略、安全・安心なクルマ社会の実現への貢献などを掲げている。また、このようなサステナビリティに関する取り組みを推進するため、2024年1月に本資金調達の枠組みとして「サステナブル・ファイナンス・フレームワーク」を策定している。
今回のトランジション・ボンドにより調達した資金を、バッテリーEVやプラグインハイブリッド車などの開発・製造や、グローバル自社工場のCNなど「サステナブル・ファイナンス・フレームワーク」で定義した適格クライテリアのプロジェクトに活用する予定。今回の資金調達を通じ、様々な社会課題の解決に向けた取り組みを推進・強化し、持続可能な社会に貢献していく。
マツダでは、「今後も「ひと中心」の価値観のもと「走る歓び」を進化させ続け、お客さまの日常に移動体験の感動を創造し、「生きる歓び」をお届けしていくことを目指してまいります」と述べている。
トランジション・ボンドの概要は以下の通り
社債の名称:マツダ株式会社第32回無担保社債(社債間限定同順位特約付)(トランジション・ボンド)
発行年限:5年
発行額:200億円
利率:1.147%
条件決定日:2024年7月25日
払込期日:2024年7月31日
償還期日:2029年7月31日
資金使途:バッテリーEVやプラグインハイブリッド車などの開発・製造、グローバル自社工場のCNなど
主幹事証券会社:SMBC日興証券株式会社 野村證券株式会社
——————————————
社債の名称:マツダ株式会社第33回無担保社債(社債間限定同順位特約付)(トランジション・ボンド)
発行年限:10年
発行額:100億円
利率:1.845%
条件決定日:2024年7月25日
払込期日:2024年7月31日
償還期日:2034年7月31日
資金使途:バッテリーEVやプラグインハイブリッド車などの開発・製造、グローバル自社工場のCNなど
主幹事証券会社:SMBC日興証券株式会社
——————————————
参考リンク
・本フレームワーク策定ニュースリリース:
マツダ、サステナブル・ファイナンス・フレームワークを策定
・本フレームワークの詳細:
マツダ・サステナブル・ファイナンス・フレームワーク
・第三者意見:
日本格付研究所(JCR)セカンド・パーティー・オピニオン
・2024年3月資金調達ニュースリリース:
マツダ、サステナブル・ファイナンスによる資金調達を決定
——————————————
トランジション・ボンドに関する投資表明
<投資表明投資家一覧>(2024年7月25日時点、50音順)
– 愛知信用金庫
– アセットマネジメントOne株式会社
– 飯塚信用金庫
– 茨城県信用農業協同組合連合会
– 大阪協栄信用組合
– 学校法人 埼玉医科大学
– 株式会社東邦銀行
– 株式会社富山第一銀行
– 北おおさか信用金庫
– 呉信用金庫
– 湖東信用金庫
– ジェイティービー共済組合
– しののめ信用金庫
– 昭和信用金庫
– 巣鴨信用金庫
– 住友生命保険相互会社
– 瀧野川信用金庫
– たじま農業協同組合
– 淡陽信用組合
– 中国労働金庫
– 中日信用金庫
– 銚子商工信用組合
– 敦賀信用金庫
– 東京海上アセットマネジメント株式会社
– 東京東信用金庫
– 東春信用金庫
– 陶都信用農業協同組合
– 十勝信用組合
– 中ノ郷信用組合
– 長野信用金庫
– 沼津信用金庫
– 萩山口信用金庫
– 福岡県信用組合
– 富士信用金庫
– 北海道労働金庫
– 丸八信用組合
– 三島信用金庫
– 三井住友トラスト・アセットマネジメント株式会社
– 明治安田アセットマネジメント株式会社
– 大和信用金庫
– 労働金庫連合会