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2024年12月20日【ESG】

ラピュタロボティクス、IKOにピッキングアシストロボット納入

坂上 賢治

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IKO Internationalで稼働する「ラピュタPA-AMR」

 

物流向けロボティクスソリューションを提供するラピュタロボティクスの米国シカゴオフィスは12月20日、ニードルベアリングと直動案内機器の生産メーカーIKOインターナショナル,INC. ( ニュージャージー州パッシパニー )へ〝人との協働型のピッキングアシストロボット〟「ラピュタPA-AMR( Autonomous Mobile Robot )」を納入・稼働を開始した。

 

ラピュタ PA-AMRは、ロボットと人間の協働によって作業効率を向上させるソリューションであり、納入先のIKO Internationalは、従業員のライフ&ワークバランスを大切にしつつ、オペレーションの効率化と生産性の向上を目指している。

 

この理念に基づき、会社経営のあらゆる領域でデジタルトランスフォーメーション(DX)を進めてきたIKO Internationalは、今回ロジスティックス領域にラピュタPA-AMRの導入を決めた。

 

なお、ラピュタロボティクスによるとIKO Internationalでは、このラピュタPA-AMR(自律移動ロボット)の導入により、数万点に及ぶ取扱品目の管理や誤出荷の削減に大きな効果を発揮。ピッキング作業に於ける生産性と正確性の向上が見込んでいるという。

 

ラピュタPA-AMRの活躍により、製品出荷に関して極めて高い作業効率性が実現でき、これまでピッキング作業に従事していた倉庫スタッフ達は、より専門的な知識や技術力を要する業務に挑戦できる環境が生まれたとし、その結果、市場の緊急補修案件に対し、顧客が望む製品をいち早く届ける事が可能となったともいう。

 

より具体的な効果などについてIKO Internationalの社長・高宮憲児氏は、「IKO Internationalは未来に目を向けています。当社は、お客様が抱える問題やビジョンを理解し 、その解決の実現に向けたソリューション製品と技術サービスを提供していく一方、事業運営に於いても最新のテクノロジーを活用。継続的な事業成長の基盤構築をすることにも挑戦しています。

 

当社の倉庫で使用されている ラピュタ社のラピュタPA-AMR は、よりスピーディーで強力なカスタマーサポートを実現すると同時に、倉庫スタッフ達がより個々の能力を発揮し易い製品機械加工などの専門分野で活躍できる機会を創出しました。

 

これまでのところラピュタPA-AMRは、当社の経営方針に合わせた倉庫改革への着手を初めて具体化するものとなり、継続的な事業成長を実現する過程において実に有意義な挑戦になりました」と話している。

 

対してラピュタロボティクスの執行役員の森亮氏は、「話し合いの当初から、IKO Internationalのリーダーシップ チームは新しいテクノロジーを採用することに強いコミットメントを示され、これらのイノベーションに必要な知識を従業員に身につけさせることの重要性を認識して下さっていました。このような先進的な企業様にとって意義のあるDXを推進できることを嬉しく思っています」と語った。

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坂上 賢治

NEXT MOBILITY&MOTOR CARS編集長。日刊自動車新聞を振り出しに自動車産業全域での取材活動を開始。同社の出版局へ移籍して以降は、コンシューマー向け媒体(発行45万部)を筆頭に、日本国内初の自動車環境ビジネス媒体・アフターマーケット事業の専門誌など多様な読者を対象とした創刊誌を手掛けた。独立後は、ビジネス戦略学やマーケティング分野で教鞭を執りつつ、自動車専門誌や一般誌の他、Web媒体などを介したジャーナリスト活動が30年半ば。2015年より自動車情報媒体のMOTOR CARS編集長、2017年より自動車ビジネス誌×WebメディアのNEXT MOBILITY 編集長。

松下次男

1975年日刊自動車新聞社入社。編集局記者として国会担当を皮切りに自動車販売・部品産業など幅広く取材。その後、長野支局長、編集局総合デスク、自動車ビジネス誌MOBI21編集長、出版局長を経て2010年論説委員。2011年から特別編集委員。自動車産業を取り巻く経済展望、環境政策、自動運転等の次世代自動車技術を取材。2016年独立し自動車産業政策を中心に取材・執筆活動中。

間宮 潔

1975年日刊自動車新聞社入社。部品産業をはじめ、自動車販売など幅広く取材。また自動車リサイクル法成立時の電炉業界から解体現場までをルポ。その後、同社の広告営業、新聞販売、印刷部門を担当、2006年に中部支社長、2009年執行役員編集局長に就き、2013年から特別編集委員として輸送分野を担当。2018年春から独立、NEXT MOBILITY誌の編集顧問。

片山 雅美

日刊自動車新聞社で取材活動のスタートを切る。同紙記者を皮切りに社長室支社統括部長を経て、全石連発行の機関紙ぜんせきの取材記者としても活躍。自動車流通から交通インフラ、エネルギー分野に至る幅広い領域で実績を残す。2017年以降は、佃モビリティ総研を拠点に蓄積した取材人脈を糧に執筆活動を展開中。

中島みなみ

(中島南事務所/東京都文京区)1963年・愛知県生まれ。新聞、週刊誌、総合月刊誌記者(月刊文藝春秋)を経て独立。規制改革や行政システムを視点とした社会問題を取材テーマとするジャーナリスト。

山田清志

経済誌「財界」で自動車、エネルギー、化学、紙パルプ産業の専任記者を皮切りに報道分野に進出。2000年からは産業界・官界・財界での豊富な人脈を基に経済ジャーナリストとして国内外の経済誌で執筆。近年はビジネス誌、オピニオン誌、経済団体誌、Web媒体等、多様な産業を股に掛けて活動中。

佃 義夫

1970年日刊自動車新聞社入社。編集局記者として自動車全分野を網羅して担当。2000年出版局長として「Mobi21」誌を創刊。取締役、常務、専務主筆・編集局長、代表取締役社長を歴任。2014年に独立し、佃モビリティ総研を開設。自動車関連著書に「トヨタの野望、日産の決断」(ダイヤモンド社)など。執筆活動に加え講演活動も。

熊澤啓三

株式会社アーサメジャープロ エグゼクティブコンサルタント。PR/危機管理コミュニケーションコンサルタント、メディアトレーナー。自動車業界他の大手企業をクライアントに持つ。日産自動車、グローバルPR会社のフライシュマン・ヒラード・ジャパン、エデルマン・ジャパンを経て、2010年にアーサメジャープロを創業。東京大学理学部卒。

福田 俊之

1952年東京生まれ。産業専門紙記者、経済誌編集長を経て、99年に独立。自動車業界を中心に取材、執筆活動中。著書に「最強トヨタの自己改革」(角川書店)、共著に「トヨタ式仕事の教科書」(プレジデント社)、「スズキパワー現場のものづくり」(講談社ピーシー)など。