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2025年3月5日【事業資源】

京都のキャビック、電脳交通のタクシー配車システムを導入

坂上 賢治

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電脳交通は3月5日、京都のタクシー事業社キャビックがクラウド型タクシー配車システム「DS」を導入し新しい配車システムによる運行を開始したことを明らかにした。これによりキャビックは、タクシー業務をより効率化することで配車オペレーターやドライバーの業務負担を軽減し、移動サービスの向上を目指す。

京都府で営業するタクシー事業者として長年にわたり地域住民の生活を支え、地域社会に貢献してきたキャビックは、京都府でいち早く福祉タクシー事業を開始するなど、誰もが自由に移動できるサービスの提供に努めてきた。

 

一方で、従来の電話によるタクシー配車に加え、配車アプリを活用した新たな利用スタイルが普及するなど、タクシー業界を取り巻く環境は大きく変化。こうした状況の中、同社は、利用者へ、よりスムーズな移動サービスを提供するため、時代に適した配車システムの導入を検討してきた。

 

 

そうしたなかで同社は、新たな配車システムを検討するにあたり、以下の点を重視した。

– タクシーの配車効率を向上させるシステムであること
– 時流に合わせ、配車業務のアウトソーシングが可能であること
– 配車アプリなど外部サービスとの連携が可能で、新たな移動サービスの提供や将来的な事業展開がしやすいこと

 

そこで上記の要件を満たすシステムとして電脳交通のクラウド型タクシー配車システムを採用した。キャビックでは、今後も電脳交通のシステムを活用しながら、新たな事業展開に取り組んでいくと話している。

 

クラウド型タクシー配車システム DSの詳細

 

クラウド型タクシー配車システム「DS」は、「柔軟で安価な導入コスト」「タクシー事業者からの要望を元にしたアップデートで常に最新機能が使える」「配車拠点の統合、配車データ活用による人員配置など経営戦略への活用が可能」「自動配車機能の活用による飛躍的な業務効率アップ」などが特色の、配車オペレーター用画面とドライバー用車載タブレットをセットにした配車システム。

 

2015年の創業以来毎年導入車両数が拡大し、日本初となる「電話経由での事前確定運賃サービス」や「配車室をリモートワーク対応できる機能」「乗合/デマンドサービスと通常のタクシーを1システムで同時に運行管理する機能」なども提供している。

 

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株式会社キャビックの概要
所在地 :京都府京都市右京区梅津段町8番地
設 立 :1962年1月
代表者 :代表取締役社長 兼元秀和
保有台数:150台(2025年2月末時点)
URL:https://www.cabik.co.jp/

 

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株式会社電脳交通の概要
所在地 :徳島県徳島市寺島本町西1丁目5番 アミコ東館6階
設 立 :2015年12月
代表者 :代表取締役社長 近藤 洋祐
従業員 :201名(2024年12月末時点)
資本金 :1億円(2023年11月末時点)
主要株主:三菱商事、JPインベストメント、ENEOSイノベーションパートナーズ合同会社、JR東日本スタートアップ、JR西日本イノベーションズ、四国旅客鉄道、GO株式会社、第一交通産業グループ、エムケイ、沖東交通、三和交通、NTTドコモ・ベンチャーズ、阿波銀行、徳島大正銀行、いよぎんキャピタル、ブロードバンドタワー(敬称略、順不同)
URL:https://cybertransporters.com/

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坂上 賢治

NEXT MOBILITY&MOTOR CARS編集長。日刊自動車新聞を振り出しに自動車産業全域での取材活動を開始。同社の出版局へ移籍して以降は、コンシューマー向け媒体(発行45万部)を筆頭に、日本国内初の自動車環境ビジネス媒体・アフターマーケット事業の専門誌など多様な読者を対象とした創刊誌を手掛けた。独立後は、ビジネス戦略学やマーケティング分野で教鞭を執りつつ、自動車専門誌や一般誌の他、Web媒体などを介したジャーナリスト活動が30年半ば。2015年より自動車情報媒体のMOTOR CARS編集長、2017年より自動車ビジネス誌×WebメディアのNEXT MOBILITY 編集長。

松下次男

1975年日刊自動車新聞社入社。編集局記者として国会担当を皮切りに自動車販売・部品産業など幅広く取材。その後、長野支局長、編集局総合デスク、自動車ビジネス誌MOBI21編集長、出版局長を経て2010年論説委員。2011年から特別編集委員。自動車産業を取り巻く経済展望、環境政策、自動運転等の次世代自動車技術を取材。2016年独立し自動車産業政策を中心に取材・執筆活動中。

間宮 潔

1975年日刊自動車新聞社入社。部品産業をはじめ、自動車販売など幅広く取材。また自動車リサイクル法成立時の電炉業界から解体現場までをルポ。その後、同社の広告営業、新聞販売、印刷部門を担当、2006年に中部支社長、2009年執行役員編集局長に就き、2013年から特別編集委員として輸送分野を担当。2018年春から独立、NEXT MOBILITY誌の編集顧問。

片山 雅美

日刊自動車新聞社で取材活動のスタートを切る。同紙記者を皮切りに社長室支社統括部長を経て、全石連発行の機関紙ぜんせきの取材記者としても活躍。自動車流通から交通インフラ、エネルギー分野に至る幅広い領域で実績を残す。2017年以降は、佃モビリティ総研を拠点に蓄積した取材人脈を糧に執筆活動を展開中。

中島みなみ

(中島南事務所/東京都文京区)1963年・愛知県生まれ。新聞、週刊誌、総合月刊誌記者(月刊文藝春秋)を経て独立。規制改革や行政システムを視点とした社会問題を取材テーマとするジャーナリスト。

山田清志

経済誌「財界」で自動車、エネルギー、化学、紙パルプ産業の専任記者を皮切りに報道分野に進出。2000年からは産業界・官界・財界での豊富な人脈を基に経済ジャーナリストとして国内外の経済誌で執筆。近年はビジネス誌、オピニオン誌、経済団体誌、Web媒体等、多様な産業を股に掛けて活動中。

佃 義夫

1970年日刊自動車新聞社入社。編集局記者として自動車全分野を網羅して担当。2000年出版局長として「Mobi21」誌を創刊。取締役、常務、専務主筆・編集局長、代表取締役社長を歴任。2014年に独立し、佃モビリティ総研を開設。自動車関連著書に「トヨタの野望、日産の決断」(ダイヤモンド社)など。執筆活動に加え講演活動も。

熊澤啓三

株式会社アーサメジャープロ エグゼクティブコンサルタント。PR/危機管理コミュニケーションコンサルタント、メディアトレーナー。自動車業界他の大手企業をクライアントに持つ。日産自動車、グローバルPR会社のフライシュマン・ヒラード・ジャパン、エデルマン・ジャパンを経て、2010年にアーサメジャープロを創業。東京大学理学部卒。

福田 俊之

1952年東京生まれ。産業専門紙記者、経済誌編集長を経て、99年に独立。自動車業界を中心に取材、執筆活動中。著書に「最強トヨタの自己改革」(角川書店)、共著に「トヨタ式仕事の教科書」(プレジデント社)、「スズキパワー現場のものづくり」(講談社ピーシー)など。