クボタは12月7日、米国の製造子会社である「Kubota Manufacturing of America 」(以下、KMA)を存続会社とし、同・子会社の「Kubota Industrial Equipment」(以下、KIE)を消滅会社とする統合を、来年1月1日付で行うと発表した。
クボタでは1969年にトラクタ輸出を開始し、以降、半世紀以上に亘って北米市場を開拓。現在、北米市場は機械事業に於いて最大の市場にまで成長していると云う。
KMAは、トラクタに装着する作業機器(以下、インプルメント)の製造会社として、ジョージア州に1988年に設立。またKIEは、KMAからインプルメントの生産を移管するかたちで同州内に2004年に設立されたが、その後は両社共に、小型・中型トラクタや建設機械など、生産品目の拡充および拡大する需要に応えるべく生産能力を増強。
一方で、社長や経営幹部の兼務や、購買部門をはじめとする一部間接機能の統合など、効率的な経営を目的に相互連携しながら一体運営を進めてきたが、今回、従来よりも効率的なオペレーションができる体制と人的資源の有効活用を実現し、需要変動に応じた柔軟な生産体制を構築するため、KMAを存続会社として両社を統合することを決定した。
[統合後の会社概要]
– 会社名:Kubota Manufacturing of America Corporation
(クボタマニュファクチュアリングオブアメリカ)
– 統合時期:2024年1月1日
– 本社所在地:米国ジョージア州ホール郡ゲインズビル
– 代表者:Brian Arnold
– 従業員数:約3,500人
– 主要事業:
汎用・小型トラクタ、中型トラクタ、建設機械、トラクタ用インプルメント(フロントローダ、バックホー、バケット)の製造。
[統合2社の概要]
<KMA>(統合前)
– 会社名:Kubota Manufacturing of America Corporation
(クボタマニュファクチュアリングオブアメリカ)
– 設立時期:1988年3月
– 本社所在地:米国ジョージア州ホール郡ゲインズビル
– 代表者:Brian Arnold
– 従業員数:約2,000人(KIE兼務者を含む、2023年11月現在)
– 主要事業:汎用・小型トラクタの製造。
<KIE>
– 会社名:Kubota Industrial Equipment Corporation
(クボタインダストリアルイクイップメント)
– 設立時期:2004年11月
– 本社所在地:米国ジョージア州ジャクソン郡ジェファーソン
– 代表者:Brian Arnold
– 従業員数:約1,500人(2023年11月現在)
– 主要事業:
中型トラクタ、建設機械、トラクタ用インプルメント(フロントローダ、バックホー、バケット)の製造。