
クボタは3月14日(東京/ワシントン州レドモンド発)、生成AIをはじめとするマイクロソフトのAI技術を活用した業務効率化やコミュニケーションツールを活用した働き方の見直しの推進に向けて、日本マイクロソフトとの2020年に締結した戦略的パートナーシップ契約を更新した。
同契約は、クボタが先の2020年3月16日に、Microsoft Azureのクラウドプラットフォーム上のITインフラストラクチャとSAPミッションクリティカルシステムへ移行させるべくパートナーシップ契約を結んだことに始まるもの。
両社は上記を契機に、農業機械とサービスを組み合わせて世界の食糧需要に応えることに注力。農業業界と食糧危機問題の解決に取り組むべく、クボタは水道管から水処理施設まで幅広い製品で水と環境に関連する分野における包括的なソリューションを提供。そんな同ビジョンを加速させるために協力し、より持続可能な未来を育んでいる。
今回の契約更新を踏まえてクボタは引き続き「食料・水・環境」分野における事業を通じた社会課題の解決に取り組む。また日本マイクロソフトは、技術や人財などの提供を通じてクボタの製品や業務プロセスの変革を推進することで、更なる社会課題の解決に向けた取り組みを加速させていくと謳っている。
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戦略的パートナーシップ契約の概要
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期間 :2025年3月~2028年2月
主な取り組み内容:
1.”Kubota AI Academy”の設立
クボタグループの役員や全従業員約52,000人に対してAIに関する教育プログラムを提供し、知識とスキルの向上を図ります。AIを活用することで、働き方を変革し、業務の生産性向上をめざします。
2.全社横断業務プロセス変革
研究開発や製造のプロセスなどにAzure AIを導入し、データ分析と予測の高度化や知識の活用等を通して、業務効率の向上とイノベーションを加速します。
3.AIを活用した製品・サービスの開発推進
自動車業界等で導入されているマイクロソフトの最新のAzure AIの実証・活用を推進し、自動運転技術など、クボタの製品やサービスの競争力を向上させます。
4.働き方の変革
Microsoft Teamsなどのコミュニケーションツールを活用し、コミュニケーション活性化と、情報やアイデア、知見等を広く共有する仕組みを整備します。これにより、チーム間の連携を強化し、より効果的な業務遂行を可能にします。
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