コマツは2月6日、FIAフォーミュラ・ワン世界選手権(以下、F1)のチームである英国「ウィリアムズ・レーシング」と、複数年のスポンサー契約を締結したことを発表した。この契約の一環として、今シーズンのF1開幕戦から同チームのプリンシパルパートナーとして、同社のロゴが2024年型車体「FW46」等に掲出されると云う。
ウィリアムズ・レーシングは、114回の優勝、313回の表彰台、128回のポールポジションに加えて、コンストラクターズタイトルを9回獲得するなど、F1を50年近く戦い続けてきた名門チーム。
コマツでは、1980年代の車体部品提供や1990年代のスポンサー契約を通じて、このウィリアムズ・レーシングのパートナーとして活動。1996年と1997年には、F1コンストラクターズ・チャンピオンシップおよびF1ドライバーズ・チャンピオンシップに於いて、当時所属していたデイモン・ヒル選手とジャック・ヴィルヌーヴ選手の優勝にも寄与したという経歴もある。
また同社は、100年以上に亘って、創業の精神として「海外への雄飛」、「品質第一」、「技術革新」、「人材の育成」をDNAとして受け継ぎ、品質と信頼性を追求し、パートナーと共に持続可能な社会のために新たな価値を創りだすことを目指しているが、この姿勢は、ウィリアムズ・レーシングの持つ価値観と共通するものだと云う。
今回、両者は、イノベーションや人材育成、将来的な技術提携の可能性も含めて、これまで築いてきた関係性の更なる強化を検討。本パートナーシップを通じて、サーキットの内外で共に新たな価値を創造し、2024年以降の新たな時代に歴史を刻むことを目指すとしている。