国際自動車グループ傘下の国際ハイヤーは6月12日、初のBEV車両を本格導入した。BEV車両導入の目的は、排気ガスによる大気汚染・温暖化、人体への健康被害を軽減させること。SDGs、GX(グリーントランスフォーメーション)を推進している企業からのニーズへに応えたこと。BEVならではの滑らかな走行性能と静音性による顧客満足度の向上を目指してのことだという。
導入車両は「トヨタ bZ4X (ボディカラー:ブラック)」で導入台数はひとまず6台。充電インフラを自社施設内に設置するなどし、本格運用を図っていく構え。
国際自動車は1920(大正9)年3月に、東京市麹町区(現・東京都千代田区)内幸町ハイヤー事業として創業。1943(昭和18)年12月に戦時統合で国際自動車、赤坂自動車、青山自動車、東港自動車の4社が合併して東亜自動車に。
その後1944(昭和19)年12月に社名を国際自動車に商号変更。第三次企業合同命令を受けて更に12社を吸収合併したが、戦後、東京大空襲を潜り抜けた残存車両449台で再出発して現在に至っている。今回はその祖業となったハイヤー事業を皮切りにカーボンニュートラルに向けた取り組みを展開していく。
導入拠点と同社の事業概要は以下の通り
会社名: 国際自動車株式会社
所在地: 東京都港区赤坂2-8-6
設立 : 1920年(大正9年3月)
代表者: 代表取締役社長 石井 仁
会社名: 国際ハイヤー株式会社
所在地: 東京都品川区西品川1-8-2
設立 : 2009年3月27日
代表者: 代表取締役社長 加藤 寛治
ハイヤー予約・契約の問合せなど
TEL:03-5745-5935(営業時間9:00~17:00)
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なお同じ日付で国際自動車は、ニューステクノロジー、タクシーアプリの S.RIDE(エスライド)、ホリプロの4社の共同で、2023年7月17日〜2023年9月18日の期間、車体全体をホリプロ/フジテレビジョン/TOKYO FM/キョードーファクトリ主催ミュージカル“ミュージカル「スクールオブロック」”仕様に装飾した特別タクシー『ミュージカルスクールオブロックタクシー(限定11台)』を東京23区限定で稼働。
東京建物Brillia HALL(豊島区立芸術文化劇場)までのタクシー送迎(車内で撮りおろしメッセージなどのオリジナル映像コンテンツ放映/特製グッズ/乗車記念スペシャルカード提供/往路のみ)とミュージカル「スクールオブロック」観劇チケットのパック〝ミュージカルスクールオブロック&ライドパック(各回25名限定)〟の販売がJTBから開始されている。