IJL・グジャラート工場外観
小糸製作所傘下のインディア・ジャパン・ライティング・プライベート・リミテッド( IJL )は3月29日、インドでの中長期的な自動車産業の成長や、受注拡大への対応として3 拠点目となるグジャラート工場を建設。今年3月より稼働を開始したことを発表した。
新工場開設の背景及び理由
現在、インドに於ける自動車照明機器の生産は、北部のバワール工場( ハリヤナ州 )南部のチェンナイ工場( タミルナドゥ州 )が担っている。そんなインドは人口増加や経済発展を背景に、今後も中長期的な自動車産業の成長が期待されており同社受注も拡大傾向にあるという。
そうしたなか同社はインド西部での自動車並びにEV関連製品の受注拡大への対応として、工程の近接・複合化等などで高効率なものづくりを目指して当地で3拠点目となるグジャラート工場を開設し稼働を開始した。
同社では、「今後ともQCD( 品質・コスト・物流 )の更なる向上により、競争力強化・受注拡大を図ってまいります」と話している。
グジャラート工場概要は以下の通り
- (1)所 在 地 :インド グジャラート州サナンド工業団地
※アーメダバードより西に約40㎞ - Plot No. SM-9/4, Sanand-Ⅱ Industrial Estate, Gujarat, Sanand 382110 Gujarat
- (2)面 積 :用地 約 100,000 ㎡、建屋 約 26,700 ㎡ ※延べ床面積:29,000 ㎡
- (3)事業内容:自動車照明器の製造・販売
- (4)生産開始:2024 年 3 月 18 日
- (5)生産能力:自動車用 前照灯/標識灯各50 万台( 2025 年度末予定 )
- (6)投資金額:約 37 億円(2018~2024 年度 合計)
- (7)主要納入先:マルチ・スズキ・インディア、タタ自動車等