関西電力と、金融・サービス企業の東京センチュリーは9月13日、使用済みEV電池(EVリユース電池)を用いた蓄電池システムの構築に向けた共同研究と、EV車体を再活用できるパートナーの募集を開始した。
ちなみに東京センチュリーは「中期経営計画2027」に於いて持続的成長に向けた基本方針の1つにグリーン・トランスフォーメーションを掲げ、EVを起点とした蓄電池事業の展開ならびに関連サービスの創出を推進している。
対して関西電力は電力事業での知見を活用し、蓄電池関連事業へ参入しており、電力需給の安定化や再生可能エネルギーの更なる導入加速の支援を推進している。
これを踏まえた今回の共同研究は、両社が2023年1月に締結したEVリユース電池の活用に係る業務提携の一環として行うもので、蓄電池システムを構築し2024年度から本格稼働を予定している。具体的には、関西電力が研究用地の提供および蓄電池システムの構築・運用を。東京センチュリーがEVリユース電池の調達等を担う。
両社は本研究を通じて得られる定置型蓄電池システムの開発、運用、保守等のノウハウをもとに、安価な蓄電池システムの販売を目指す。またEVリユース電池を取り外した車体を再利用または再活用していただけるパートナーを募集するとしている。