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2024年8月9日【ESG】

キーパー技研、出光興産と戦略的業務提携で合意

坂上 賢治

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出光興産と新業態のカーコーティング&洗車専門店を全国展開へ

 

KeePer技研と出光興産は8月9日、新業態のカーコーティング&洗車専門店の全国展開を目指し、戦略的業務提携に合意した。

 

両社は、増加するカーコーティング需要や多様消費者ニーズを踏まえ、出光興産のサービスステーション(SS)併設やSSを廃止した遊休地の活用等を通じて、2026年8月までに20店舗、2030年までに150店舗のスピーディーな展開を目指す。

 

両社が戦略的業務提携で合意に至った背景には、循環型社会実現への動きや、物価上昇などを背景に、消費者の車の保有期間が長期化する傾向が高まっていることなとどがある。そうしたなかで車両を保護するカーコーティングの国内需要は拡大している。

 

 

そのためKeePer技研のカーコーティング&洗車専門店の「KeePer LABO」では、需要増加により予約困難な店舗が発生している状況にある。また消費者のSSに対するニーズも多様化しており、従来の燃料油供給だけでなく、カーメンテナンスを始めとするモビリティサービスの拡充や、多様なエネルギーの供給などが求められている。

 

このようなカーコーティング需要の増加や、消費者ニーズの多様化を踏まえ、KeePer技研と出光興産は、KeePer技研が有する「KeePer LABO」運営の知見と出光興産が有するSSの立地や運営の知見を生かし、新業態のカーコーティング&洗車専門店のスピーディーな全国展開を目指す。

 

またそもそもKeePer技研は、全国に約6,600カ所のKeePerコーティング製品の施工技術資格店を有するカーコーティング市場に於けるリーディングカンパニーであり、多様なニーズに応じたカーコーティング製品ラインアップを有するだけでなく、独自の施工資格制度を設け、全国19カ所のトレーニングセンターでコーティング技術の向上に注力している。

 

同社は現在、カーコーティング&洗車専門店「KeePer LABO」を国内に130店舗運営しており、今般の新業態を含め2030年までに500店舗への拡大を目指す。

 

 

対して出光興産は、「中期経営計画(2023~2025年度)」で掲げた「スマートよろずや構想」の下、全国に広がるSSを維持・活用するため、SSを「モビリティ」「エネルギー」「コミュニティ」の3分野でサービスを展開する生活支援基地へと変革を進めている。

 

特にカーコーティング事業に関しては「モビリティ」分野の一類型として位置づけ、スローガン「いろんなa!を、このまちに。」に込めた「a!(あ!)」という驚きや、安心の暮らしに届けていきたいとしている。

 

KeePer技研株式会社
所在地:愛知県大府市吉川町四丁目17番地
代表者:賀来 聡介
設立:1993年2月(創業1985年)
URL:https://keepergiken.co.jp/
事業内容:カーコーティング、洗車用ケミカルと機器等の開発・販売など

 

出光興産株式会社
所在地:東京都千代田区大手町一丁目2番1号
代表者:木藤 俊一
設立:1940年3月30日(創業1911年6月20日)
URL:https://www.idemitsu.com/jp/index.html
事業内容:燃料油事業、基礎化学品事業、高機能材事業、電力・再生可能エネルギー事業、資源事業

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坂上 賢治

NEXT MOBILITY&MOTOR CARS編集長。日刊自動車新聞を振り出しに自動車産業全域での取材活動を開始。同社の出版局へ移籍して以降は、コンシューマー向け媒体(発行45万部)を筆頭に、日本国内初の自動車環境ビジネス媒体・アフターマーケット事業の専門誌など多様な読者を対象とした創刊誌を手掛けた。独立後は、ビジネス戦略学やマーケティング分野で教鞭を執りつつ、自動車専門誌や一般誌の他、Web媒体などを介したジャーナリスト活動が30年半ば。2015年より自動車情報媒体のMOTOR CARS編集長、2017年より自動車ビジネス誌×WebメディアのNEXT MOBILITY 編集長。

松下次男

1975年日刊自動車新聞社入社。編集局記者として国会担当を皮切りに自動車販売・部品産業など幅広く取材。その後、長野支局長、編集局総合デスク、自動車ビジネス誌MOBI21編集長、出版局長を経て2010年論説委員。2011年から特別編集委員。自動車産業を取り巻く経済展望、環境政策、自動運転等の次世代自動車技術を取材。2016年独立し自動車産業政策を中心に取材・執筆活動中。

間宮 潔

1975年日刊自動車新聞社入社。部品産業をはじめ、自動車販売など幅広く取材。また自動車リサイクル法成立時の電炉業界から解体現場までをルポ。その後、同社の広告営業、新聞販売、印刷部門を担当、2006年に中部支社長、2009年執行役員編集局長に就き、2013年から特別編集委員として輸送分野を担当。2018年春から独立、NEXT MOBILITY誌の編集顧問。

片山 雅美

日刊自動車新聞社で取材活動のスタートを切る。同紙記者を皮切りに社長室支社統括部長を経て、全石連発行の機関紙ぜんせきの取材記者としても活躍。自動車流通から交通インフラ、エネルギー分野に至る幅広い領域で実績を残す。2017年以降は、佃モビリティ総研を拠点に蓄積した取材人脈を糧に執筆活動を展開中。

中島みなみ

(中島南事務所/東京都文京区)1963年・愛知県生まれ。新聞、週刊誌、総合月刊誌記者(月刊文藝春秋)を経て独立。規制改革や行政システムを視点とした社会問題を取材テーマとするジャーナリスト。

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経済誌「財界」で自動車、エネルギー、化学、紙パルプ産業の専任記者を皮切りに報道分野に進出。2000年からは産業界・官界・財界での豊富な人脈を基に経済ジャーナリストとして国内外の経済誌で執筆。近年はビジネス誌、オピニオン誌、経済団体誌、Web媒体等、多様な産業を股に掛けて活動中。

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1970年日刊自動車新聞社入社。編集局記者として自動車全分野を網羅して担当。2000年出版局長として「Mobi21」誌を創刊。取締役、常務、専務主筆・編集局長、代表取締役社長を歴任。2014年に独立し、佃モビリティ総研を開設。自動車関連著書に「トヨタの野望、日産の決断」(ダイヤモンド社)など。執筆活動に加え講演活動も。

熊澤啓三

株式会社アーサメジャープロ エグゼクティブコンサルタント。PR/危機管理コミュニケーションコンサルタント、メディアトレーナー。自動車業界他の大手企業をクライアントに持つ。日産自動車、グローバルPR会社のフライシュマン・ヒラード・ジャパン、エデルマン・ジャパンを経て、2010年にアーサメジャープロを創業。東京大学理学部卒。

福田 俊之

1952年東京生まれ。産業専門紙記者、経済誌編集長を経て、99年に独立。自動車業界を中心に取材、執筆活動中。著書に「最強トヨタの自己改革」(角川書店)、共著に「トヨタ式仕事の教科書」(プレジデント社)、「スズキパワー現場のものづくり」(講談社ピーシー)など。