川崎重工は1月14日、東京都世田谷区の代田区民センター内に検体採取ブースを開設し、PCR検査サービスの提供を開始した。
今回の検査サービスは、日本政府が進める「PCRなど検査無料化事業」として、同社が東京都より認可され実施するもの。同社製の自動PCR検査ロボットシステムを活用し、PCR検査の受付から検体採取、検査、結果通知までの一貫した検査サービスを受検者に無料で提供する。
2021年3月より、同社はロボットによる自動PCR検査サービスを開始し、これまでに藤田医科大学、関西国際空港(近畿大学・友広会)などで検査サービスの実績がある。オミクロン株の感染が急拡大するなか、精度・感度の高い核酸抽出法を用いたRT-PCR検査を多くの人に提供するため、今回の世田谷区での開始を皮切りに、都内でPCR検査用の検体採取ブース設置の拡大や実施に向けた準備を進めている。