NEXT MOBILITY

MENU

2025年1月9日【事業資源】

川崎重工、ヘリと貸切バスで巡る伊豆観光日帰りプランを発売

坂上 賢治

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

 

川崎重工業、小田急グループ傘下の東海バスは1月9日、国内の移動のニーズに新価値を創出するべく、ヘリと小型プレミアム貸切バスで巡る伊豆観光日帰りプランを発売した。

 

これは川崎重工業内の公募制度「ビジネスアイデアチャレンジ」から生まれたもの。ヘリコプターワンストップ手配サービス「Z-Leg™︎」(ゼータ・レグ)と東海バスのハイグレード小型貸切バスを組み合わせ、タイムパフォーマンスに拘った伊豆旅行「優雅な空の旅とラグジュアリーなバスで巡る伊豆観光日帰りプラン」で、その受付を同日から開始する。

 

当該プランは、先の通り「Z-Leg™︎」が手配するヘリコプターと東海バスのハイグレード小型貸切バス「GRANDLUXE(グランリュクス)」を組み合わせた国内外富裕層(アッパーマス層)に向けた提案。出発/帰着地から伊豆半島までの往復空路は「Z-Leg™︎」が、伊豆半島内の観光は「グランリュクス」が提供する。

 

より具体的には、都内のヘリポートを起点に高層ビル群・相模湾・伊豆のジオパークへと移り変わる絶景を見下ろし、下田もしくは修善寺のヘリポート到着後は、小回りの効くグランリュクスでの伊豆観光を愉しめる。

 

東京から下田まで、陸路であれば最短でも約3時間掛かるが、ヘリコプター利用であれば約45分(修善寺までは約35分)と速達性に優れ、グランリュクスも含めてプライベート性が特長となっている。

 

旅行日程が伊豆半島内の道路混雑が激しくなる「河津桜まつり」の時期であっても、午前8時頃に都内を出発し、河津桜を満喫できることに加え、ワサビ収穫体験や和紙漉きなど伊豆ならではの体験も愉しめ、相模湾に面した鳥居が美しい「白濱神社」の参拝などの観光を体験しても、夕方には都内へ戻ることが可能だ。

 

翻って伊豆半島は、魅力的な観光・レジャー資源を有するものの、観光ピーク時の渋滞など移動に関して課題を抱えている地域であり、当該プランによって、そうした課題解決に繫がることを目指す。また、より多くの顧客の訪問を介して、食にまつわる農林水産業をはじめ、地場産業の活性化、伊豆半島全体の持続可能性の向上に寄与していきたい考えという。

 

なお同プランへの問い合わせは、川崎重工グループの川重岐阜サービス( 岐阜県知事登録旅行業 2-361 旅行業務取扱管理者 堀井知弘 )の専用サイト( https://www.z-leg.com/ )で受け付ける。東京-下田間の往復ヘリ利用とグランリュクスを1日利用した際の料金の目安は1グループ(最大8名)で約300万円となる。

CLOSE

坂上 賢治

NEXT MOBILITY&MOTOR CARS編集長。日刊自動車新聞を振り出しに自動車産業全域での取材活動を開始。同社の出版局へ移籍して以降は、コンシューマー向け媒体(発行45万部)を筆頭に、日本国内初の自動車環境ビジネス媒体・アフターマーケット事業の専門誌など多様な読者を対象とした創刊誌を手掛けた。独立後は、ビジネス戦略学やマーケティング分野で教鞭を執りつつ、自動車専門誌や一般誌の他、Web媒体などを介したジャーナリスト活動が30年半ば。2015年より自動車情報媒体のMOTOR CARS編集長、2017年より自動車ビジネス誌×WebメディアのNEXT MOBILITY 編集長。

松下次男

1975年日刊自動車新聞社入社。編集局記者として国会担当を皮切りに自動車販売・部品産業など幅広く取材。その後、長野支局長、編集局総合デスク、自動車ビジネス誌MOBI21編集長、出版局長を経て2010年論説委員。2011年から特別編集委員。自動車産業を取り巻く経済展望、環境政策、自動運転等の次世代自動車技術を取材。2016年独立し自動車産業政策を中心に取材・執筆活動中。

間宮 潔

1975年日刊自動車新聞社入社。部品産業をはじめ、自動車販売など幅広く取材。また自動車リサイクル法成立時の電炉業界から解体現場までをルポ。その後、同社の広告営業、新聞販売、印刷部門を担当、2006年に中部支社長、2009年執行役員編集局長に就き、2013年から特別編集委員として輸送分野を担当。2018年春から独立、NEXT MOBILITY誌の編集顧問。

片山 雅美

日刊自動車新聞社で取材活動のスタートを切る。同紙記者を皮切りに社長室支社統括部長を経て、全石連発行の機関紙ぜんせきの取材記者としても活躍。自動車流通から交通インフラ、エネルギー分野に至る幅広い領域で実績を残す。2017年以降は、佃モビリティ総研を拠点に蓄積した取材人脈を糧に執筆活動を展開中。

中島みなみ

(中島南事務所/東京都文京区)1963年・愛知県生まれ。新聞、週刊誌、総合月刊誌記者(月刊文藝春秋)を経て独立。規制改革や行政システムを視点とした社会問題を取材テーマとするジャーナリスト。

山田清志

経済誌「財界」で自動車、エネルギー、化学、紙パルプ産業の専任記者を皮切りに報道分野に進出。2000年からは産業界・官界・財界での豊富な人脈を基に経済ジャーナリストとして国内外の経済誌で執筆。近年はビジネス誌、オピニオン誌、経済団体誌、Web媒体等、多様な産業を股に掛けて活動中。

佃 義夫

1970年日刊自動車新聞社入社。編集局記者として自動車全分野を網羅して担当。2000年出版局長として「Mobi21」誌を創刊。取締役、常務、専務主筆・編集局長、代表取締役社長を歴任。2014年に独立し、佃モビリティ総研を開設。自動車関連著書に「トヨタの野望、日産の決断」(ダイヤモンド社)など。執筆活動に加え講演活動も。

熊澤啓三

株式会社アーサメジャープロ エグゼクティブコンサルタント。PR/危機管理コミュニケーションコンサルタント、メディアトレーナー。自動車業界他の大手企業をクライアントに持つ。日産自動車、グローバルPR会社のフライシュマン・ヒラード・ジャパン、エデルマン・ジャパンを経て、2010年にアーサメジャープロを創業。東京大学理学部卒。

福田 俊之

1952年東京生まれ。産業専門紙記者、経済誌編集長を経て、99年に独立。自動車業界を中心に取材、執筆活動中。著書に「最強トヨタの自己改革」(角川書店)、共著に「トヨタ式仕事の教科書」(プレジデント社)、「スズキパワー現場のものづくり」(講談社ピーシー)など。