川崎重工グループのカワサキモータースとパナソニックサイクルテックは10月29日、モーターサイクルの設計思想と、電動アシスト自転車の駆動ユニットを組み合わせたモビリティの開発に向けた協業で合意したことを発表した。
今回両社は、カーボンニュートラルや労働力不足などの社会課題の解決に加え、多様化する価値観やライフスタイル、ビジネススタイルへの対応が求めらているなか、〝そのような社会的ニーズに対して、より多くの人が、地球に優しく、安全・快適かつ自由と楽しさのある心豊かな生活を送るためのモビリティを提供したい〟といった想いが一致したとして、協業に合意。
協業に於いて、カワサキモータースは、モーターサイクルの開発経験を活かしたシャーシ設計を担当。パナソニックサイクルテックは、電動アシスト自転車の開発経験を活かし、乗り味を強みとして最適に調整された駆動ユニット、リチウムイオンバッテリー、電装部品等の供給を行うと云う。
両社は、モーターサイクルと電動アシスト自転車のノウハウを持ち寄り、協業することで、将来に向けたモビリティの提案を実現し、より多くの人が心豊かな生活を実感できる社会を目指すとしている。