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2023年12月11日【ESG】

ジェイテクト、岡崎市内に社員通勤用燃料電池バスを導入

坂上 賢治

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ジェイテクトは12月11日、愛知県岡崎市にある花園工場に勤務する社員の通勤用に、燃料電池バス「SORA」を導入する。

 

FCバス導入を決めた理由は、岡崎市が2020年2月にゼロカーボンシティを目指すことを表明するなど脱炭素の取り組みを推進していること。

 

また自社も環境スローガンとして「All for One Earth」を掲げ、全世界のグループ社員が一丸となって環境活動に取り組んでいること。とりわけ花園工場は、カーボンニュートラルモデル工場として最も顕著な排出二酸化炭素(CO₂)削減実績を持っている事から、名古屋鉄道・東岡崎駅と花園工場を結ぶ通勤バスにCO₂削減に貢献するFCバスを導入を決めた。

 

岡崎市役所で開催された通勤用FCバスお披露目会での一場面。左からジェイテクトマスコット・ジェイにゃん、テクニャン、経営役員・立花 昭人経営管理本部本部長、 岡崎市・中根 康浩市長、未来環境創造戦士・エコマンダー

 

ちなにみ花園工場は、FCバスやトヨタ自動車の「MIRAI」などの燃料電池自動車に搭載する「高圧水素供給バルブ」や「高圧水素減圧弁」を製造している拠点でもある。

 


通勤用FCバス車内

 

高圧水素供給バルブと高圧水素減圧弁の概要は以下の通り

 

◆高圧水素供給バルブ
高圧水素が貯蔵されているタンクに装着され、高圧水素を適正量で供給する製品です。異常時、火災時に供給停止する安全機能を備えている。

 

◆高圧水素減圧弁
バルブから供給された高圧水素を燃料電池スタック(水素と酸素を化学反応させて電気をつくる機構)で必要な圧力に調整(減圧)する製品。

 


高圧水素供給バルブ(左)、高圧水素減圧弁

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坂上 賢治

NEXT MOBILITY&MOTOR CARS編集長。日刊自動車新聞を振り出しに自動車産業全域での取材活動を開始。同社の出版局へ移籍して以降は、コンシューマー向け媒体(発行45万部)を筆頭に、日本国内初の自動車環境ビジネス媒体・アフターマーケット事業の専門誌など多様な読者を対象とした創刊誌を手掛けた。独立後は、ビジネス戦略学やマーケティング分野で教鞭を執りつつ、自動車専門誌や一般誌の他、Web媒体などを介したジャーナリスト活動が30年半ば。2015年より自動車情報媒体のMOTOR CARS編集長、2017年より自動車ビジネス誌×WebメディアのNEXT MOBILITY 編集長。

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1975年日刊自動車新聞社入社。編集局記者として国会担当を皮切りに自動車販売・部品産業など幅広く取材。その後、長野支局長、編集局総合デスク、自動車ビジネス誌MOBI21編集長、出版局長を経て2010年論説委員。2011年から特別編集委員。自動車産業を取り巻く経済展望、環境政策、自動運転等の次世代自動車技術を取材。2016年独立し自動車産業政策を中心に取材・執筆活動中。

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1975年日刊自動車新聞社入社。部品産業をはじめ、自動車販売など幅広く取材。また自動車リサイクル法成立時の電炉業界から解体現場までをルポ。その後、同社の広告営業、新聞販売、印刷部門を担当、2006年に中部支社長、2009年執行役員編集局長に就き、2013年から特別編集委員として輸送分野を担当。2018年春から独立、NEXT MOBILITY誌の編集顧問。

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日刊自動車新聞社で取材活動のスタートを切る。同紙記者を皮切りに社長室支社統括部長を経て、全石連発行の機関紙ぜんせきの取材記者としても活躍。自動車流通から交通インフラ、エネルギー分野に至る幅広い領域で実績を残す。2017年以降は、佃モビリティ総研を拠点に蓄積した取材人脈を糧に執筆活動を展開中。

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1970年日刊自動車新聞社入社。編集局記者として自動車全分野を網羅して担当。2000年出版局長として「Mobi21」誌を創刊。取締役、常務、専務主筆・編集局長、代表取締役社長を歴任。2014年に独立し、佃モビリティ総研を開設。自動車関連著書に「トヨタの野望、日産の決断」(ダイヤモンド社)など。執筆活動に加え講演活動も。

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株式会社アーサメジャープロ エグゼクティブコンサルタント。PR/危機管理コミュニケーションコンサルタント、メディアトレーナー。自動車業界他の大手企業をクライアントに持つ。日産自動車、グローバルPR会社のフライシュマン・ヒラード・ジャパン、エデルマン・ジャパンを経て、2010年にアーサメジャープロを創業。東京大学理学部卒。

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1952年東京生まれ。産業専門紙記者、経済誌編集長を経て、99年に独立。自動車業界を中心に取材、執筆活動中。著書に「最強トヨタの自己改革」(角川書店)、共著に「トヨタ式仕事の教科書」(プレジデント社)、「スズキパワー現場のものづくり」(講談社ピーシー)など。