左から、 内田修二(西日本旅客鉄道 デジタルソリューション本部 WESTER-X事業部 次長)、 坂田敬次郎(REA 代表取締役社長)、奥野誠(JR西日本イノベーションズ 代表取締役社長)JR西日本イノベーションズと情報通信企業のREAの2社は4月17日に資本提携を実施。併せてREAは、JR西日本(西日本旅客鉄道)とも業務提携契約を締結した。
このふたつの提携を契機にREAは、自社のクラウド型AI乗合配車システム「Noruuu」を活用してJR西日本網(移動生活ナビアプリ〝WESTER〟をフロントエンドとして活用)での広域デマンド交通システムを実現。各々の地域の自治体や交通事業者への提供に取り組んでいくという。
結果、WESTERを介してコンシューマ層へ利便性の高い交通サービスを提供すると共に、これを活用する交通事業側は事業効率を高めて持続的な地域交通サービスの実現に貢献していく構え。
加えてREAは、JR 西日本グループの営業支援を受けてクラウド型AI乗合配車システム「Noruuu」の普及拡大を図っていく。
この3社の取り組みについてJR西日本イノベーションズの奥野誠社長は、「JR西日本グループでは目下、地域公共交通の課題解決に地域の皆様と取り組んでいます。
そうした中、AIを活用した乗合配車システムの提供など交通事業者のDXを強く推進するREAと資本業務提携に至った事は非常に心強く思います。
今回の提携を切っ掛けに〝ひと、まち、社会のつながりを進化させる事〟、〝持続可能で活力ある未来を基礎に一人ひとりが思い描く未来の暮らし〟をREAと共に実現して参ります」と述べている。
対してREAの坂田敬次郎社長は、「REAはAIを活用したクラウド型AI乗合配車システムを、タクシー・バス・自家用運行管理事業者等の交通事業者や地域の移動課題に直面している地方自治体に提供しております。
それはAIを活用した配車を筆頭に、配車業務の効率化や乗合・相乗りサービスなどの新しい移動サービスの創出を目指す取り組みであり、そうした事業を介して交通事業者のDXと移動課題の解決を目指しています。
今回の JR西日本グループとの提携で、鉄道とタクシーを繋げシームレスな移動を実現して、より利便性の高い移動サービスを提供。更に弊社プロダクトの更なるアップデートと各事業者への導入を加速させ、利用者の移動の利便性を高めていきます」と話している。