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2023年4月17日【事業資源】

JR西日本グループ、REAと資本業務提携

坂上 賢治

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左から、 内田修二(西日本旅客鉄道 デジタルソリューション本部 WESTER-X事業部 次長)、 坂田敬次郎(REA 代表取締役社長)、奥野誠(JR西日本イノベーションズ 代表取締役社長)JR西日本イノベーションズと情報通信企業のREAの2社は4月17日に資本提携を実施。併せてREAは、JR西日本(西日本旅客鉄道)とも業務提携契約を締結した。

 

このふたつの提携を契機にREAは、自社のクラウド型AI乗合配車システム「Noruuu」を活用してJR西日本網(移動生活ナビアプリ〝WESTER〟をフロントエンドとして活用)での広域デマンド交通システムを実現。各々の地域の自治体や交通事業者への提供に取り組んでいくという。

 

結果、WESTERを介してコンシューマ層へ利便性の高い交通サービスを提供すると共に、これを活用する交通事業側は事業効率を高めて持続的な地域交通サービスの実現に貢献していく構え。

 

加えてREAは、JR 西日本グループの営業支援を受けてクラウド型AI乗合配車システム「Noruuu」の普及拡大を図っていく。

 

この3社の取り組みについてJR西日本イノベーションズの奥野誠社長は、「JR西日本グループでは目下、地域公共交通の課題解決に地域の皆様と取り組んでいます。

 

そうした中、AIを活用した乗合配車システムの提供など交通事業者のDXを強く推進するREAと資本業務提携に至った事は非常に心強く思います。

 

今回の提携を切っ掛けに〝ひと、まち、社会のつながりを進化させる事〟、〝持続可能で活力ある未来を基礎に一人ひとりが思い描く未来の暮らし〟をREAと共に実現して参ります」と述べている。

 

対してREAの坂田敬次郎社長は、「REAはAIを活用したクラウド型AI乗合配車システムを、タクシー・バス・自家用運行管理事業者等の交通事業者や地域の移動課題に直面している地方自治体に提供しております。

 

それはAIを活用した配車を筆頭に、配車業務の効率化や乗合・相乗りサービスなどの新しい移動サービスの創出を目指す取り組みであり、そうした事業を介して交通事業者のDXと移動課題の解決を目指しています。

 

今回の JR西日本グループとの提携で、鉄道とタクシーを繋げシームレスな移動を実現して、より利便性の高い移動サービスを提供。更に弊社プロダクトの更なるアップデートと各事業者への導入を加速させ、利用者の移動の利便性を高めていきます」と話している。

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坂上 賢治

NEXT MOBILITY&MOTOR CARS編集長。日刊自動車新聞を振り出しに自動車産業全域での取材活動を開始。同社の出版局へ移籍して以降は、コンシューマー向け媒体(発行45万部)を筆頭に、日本国内初の自動車環境ビジネス媒体・アフターマーケット事業の専門誌など多様な読者を対象とした創刊誌を手掛けた。独立後は、ビジネス戦略学やマーケティング分野で教鞭を執りつつ、自動車専門誌や一般誌の他、Web媒体などを介したジャーナリスト活動が30年半ば。2015年より自動車情報媒体のMOTOR CARS編集長、2017年より自動車ビジネス誌×WebメディアのNEXT MOBILITY 編集長。

松下次男

1975年日刊自動車新聞社入社。編集局記者として国会担当を皮切りに自動車販売・部品産業など幅広く取材。その後、長野支局長、編集局総合デスク、自動車ビジネス誌MOBI21編集長、出版局長を経て2010年論説委員。2011年から特別編集委員。自動車産業を取り巻く経済展望、環境政策、自動運転等の次世代自動車技術を取材。2016年独立し自動車産業政策を中心に取材・執筆活動中。

間宮 潔

1975年日刊自動車新聞社入社。部品産業をはじめ、自動車販売など幅広く取材。また自動車リサイクル法成立時の電炉業界から解体現場までをルポ。その後、同社の広告営業、新聞販売、印刷部門を担当、2006年に中部支社長、2009年執行役員編集局長に就き、2013年から特別編集委員として輸送分野を担当。2018年春から独立、NEXT MOBILITY誌の編集顧問。

片山 雅美

日刊自動車新聞社で取材活動のスタートを切る。同紙記者を皮切りに社長室支社統括部長を経て、全石連発行の機関紙ぜんせきの取材記者としても活躍。自動車流通から交通インフラ、エネルギー分野に至る幅広い領域で実績を残す。2017年以降は、佃モビリティ総研を拠点に蓄積した取材人脈を糧に執筆活動を展開中。

中島みなみ

(中島南事務所/東京都文京区)1963年・愛知県生まれ。新聞、週刊誌、総合月刊誌記者(月刊文藝春秋)を経て独立。規制改革や行政システムを視点とした社会問題を取材テーマとするジャーナリスト。

山田清志

経済誌「財界」で自動車、エネルギー、化学、紙パルプ産業の専任記者を皮切りに報道分野に進出。2000年からは産業界・官界・財界での豊富な人脈を基に経済ジャーナリストとして国内外の経済誌で執筆。近年はビジネス誌、オピニオン誌、経済団体誌、Web媒体等、多様な産業を股に掛けて活動中。

佃 義夫

1970年日刊自動車新聞社入社。編集局記者として自動車全分野を網羅して担当。2000年出版局長として「Mobi21」誌を創刊。取締役、常務、専務主筆・編集局長、代表取締役社長を歴任。2014年に独立し、佃モビリティ総研を開設。自動車関連著書に「トヨタの野望、日産の決断」(ダイヤモンド社)など。執筆活動に加え講演活動も。

熊澤啓三

株式会社アーサメジャープロ エグゼクティブコンサルタント。PR/危機管理コミュニケーションコンサルタント、メディアトレーナー。自動車業界他の大手企業をクライアントに持つ。日産自動車、グローバルPR会社のフライシュマン・ヒラード・ジャパン、エデルマン・ジャパンを経て、2010年にアーサメジャープロを創業。東京大学理学部卒。

福田 俊之

1952年東京生まれ。産業専門紙記者、経済誌編集長を経て、99年に独立。自動車業界を中心に取材、執筆活動中。著書に「最強トヨタの自己改革」(角川書店)、共著に「トヨタ式仕事の教科書」(プレジデント社)、「スズキパワー現場のものづくり」(講談社ピーシー)など。