NEXT MOBILITY

MENU

2024年9月4日【事業資源】

IDOMとクラウドローンが事業提携

坂上 賢治

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

 

IDOM CaaS Technology(ICT/イドムカーステクノロジー)と個人向け融資プラットフォームのクラウドローンは9月4日、金融市場へのアクセス機会の最大化を目指し、両社顧客の相互送客の提携を開始する。

 

今事業提携は、各社の顧客を相互送客することにより、クルマの支払い方の選択肢を広げることを目的に行われるもの。ICTでは自社の顧客へ、中古車選び〜販売に於いて銀行マイカーローンを紹介する仕組みにクラウドローンを導入する。

 

 

ICTの顧客はクラウドローン事前審査で銀行保証会社の応諾を受けることができ、その効果は3カ月間有効となるため、融資枠の中でクルマ選びが可能となり、購入時に銀行マイカーローンの利用ができる。

 

また、クラウドローンで行う審査により、銀行ローンの審査を通過できなかったユーザーには、ICTが運営するマイカーサブスクリプション事業の「ノレル」を紹介する送客も実施する。

 

ICTは、2016年8月にローンチされた「ノレル」にて積み上げてきた「与信スコア」という独自指標によって、二つの異なるプランを提供し、多くの顧客へマイカーライフを提供することを目指す。

 

 

プラン1:審査通過時に提案するリースプラン」
ガリバーのクルマの価値算定ノウハウを活⽤し、⾼精度なプライシングを実現したリースプランを案内する。ノレルでは、従来のカーリースと同様に、信販会社による審査を実施するが同時に独自基準による審査も実施する。

 

信販会社基準の審査に通らなかったとしてもICT独自の審査によってリースプランの案内ができる可能性があるため、クラウドローンから送客された銀行のローン審査落ち対象者へもリースプランの提案できる可能性が広がる。

 

プラン2:審査否認時に提案する「ノレルGO」
ICTの独自審査基準に通らなかった方でも「審査なし(信販会社等による貸し出しの可否を判断する作業)」でカーライフをスタートし、サービス利⽤を継続することにより信⽤スコアが蓄積され、審査に通るようになる( ICTまたはICTと連携している信販会社による審査が対象)マンスリーレンタカープラン「ノレルGO」を案内する。

 

 

ノレルGOによって信⽤を回復した場合は、ノレルGOの実績があることで審査に通過し、割賦払いでマイカーを持つことが可能になる( リース提供)。

 

——————————–

株式会社IDOM CaaS Technology概要
所在地 :東京都渋谷区神南一丁目19番4号
設立 :2020年4月
代表者 :代表取締役社長 山畑 直樹
事業内容 :CaaS事業(カーリース事業、レンタカー事業、カーシェアリング事業)
会社HP :https://idomcaastechnology.co.jp/

 

——————————–

 

クラウドローン株式会社概要
所在地:東京都新宿区西新宿8‐1ー2 PMO西新宿6F
設立 :2018年7月
代表者:村田 大輔
事業内容:ローンマッチングプラットフォーム「クラウドローン」運営
URL :https://crowdloan.jp(サービスサイト)
https://guide.crowdloan.jp (オウンドメディア)
http://corp.crowdloan.jp(コーポレートサイト)

CLOSE

坂上 賢治

NEXT MOBILITY&MOTOR CARS編集長。日刊自動車新聞を振り出しに自動車産業全域での取材活動を開始。同社の出版局へ移籍して以降は、コンシューマー向け媒体(発行45万部)を筆頭に、日本国内初の自動車環境ビジネス媒体・アフターマーケット事業の専門誌など多様な読者を対象とした創刊誌を手掛けた。独立後は、ビジネス戦略学やマーケティング分野で教鞭を執りつつ、自動車専門誌や一般誌の他、Web媒体などを介したジャーナリスト活動が30年半ば。2015年より自動車情報媒体のMOTOR CARS編集長、2017年より自動車ビジネス誌×WebメディアのNEXT MOBILITY 編集長。

松下次男

1975年日刊自動車新聞社入社。編集局記者として国会担当を皮切りに自動車販売・部品産業など幅広く取材。その後、長野支局長、編集局総合デスク、自動車ビジネス誌MOBI21編集長、出版局長を経て2010年論説委員。2011年から特別編集委員。自動車産業を取り巻く経済展望、環境政策、自動運転等の次世代自動車技術を取材。2016年独立し自動車産業政策を中心に取材・執筆活動中。

間宮 潔

1975年日刊自動車新聞社入社。部品産業をはじめ、自動車販売など幅広く取材。また自動車リサイクル法成立時の電炉業界から解体現場までをルポ。その後、同社の広告営業、新聞販売、印刷部門を担当、2006年に中部支社長、2009年執行役員編集局長に就き、2013年から特別編集委員として輸送分野を担当。2018年春から独立、NEXT MOBILITY誌の編集顧問。

片山 雅美

日刊自動車新聞社で取材活動のスタートを切る。同紙記者を皮切りに社長室支社統括部長を経て、全石連発行の機関紙ぜんせきの取材記者としても活躍。自動車流通から交通インフラ、エネルギー分野に至る幅広い領域で実績を残す。2017年以降は、佃モビリティ総研を拠点に蓄積した取材人脈を糧に執筆活動を展開中。

中島みなみ

(中島南事務所/東京都文京区)1963年・愛知県生まれ。新聞、週刊誌、総合月刊誌記者(月刊文藝春秋)を経て独立。規制改革や行政システムを視点とした社会問題を取材テーマとするジャーナリスト。

山田清志

経済誌「財界」で自動車、エネルギー、化学、紙パルプ産業の専任記者を皮切りに報道分野に進出。2000年からは産業界・官界・財界での豊富な人脈を基に経済ジャーナリストとして国内外の経済誌で執筆。近年はビジネス誌、オピニオン誌、経済団体誌、Web媒体等、多様な産業を股に掛けて活動中。

佃 義夫

1970年日刊自動車新聞社入社。編集局記者として自動車全分野を網羅して担当。2000年出版局長として「Mobi21」誌を創刊。取締役、常務、専務主筆・編集局長、代表取締役社長を歴任。2014年に独立し、佃モビリティ総研を開設。自動車関連著書に「トヨタの野望、日産の決断」(ダイヤモンド社)など。執筆活動に加え講演活動も。

熊澤啓三

株式会社アーサメジャープロ エグゼクティブコンサルタント。PR/危機管理コミュニケーションコンサルタント、メディアトレーナー。自動車業界他の大手企業をクライアントに持つ。日産自動車、グローバルPR会社のフライシュマン・ヒラード・ジャパン、エデルマン・ジャパンを経て、2010年にアーサメジャープロを創業。東京大学理学部卒。

福田 俊之

1952年東京生まれ。産業専門紙記者、経済誌編集長を経て、99年に独立。自動車業界を中心に取材、執筆活動中。著書に「最強トヨタの自己改革」(角川書店)、共著に「トヨタ式仕事の教科書」(プレジデント社)、「スズキパワー現場のものづくり」(講談社ピーシー)など。