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2024年7月23日【ESG】

ヒョンデ、屋久島のいわさきグループにEVバス5台納入

坂上 賢治

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Hyundai Mobility Japan(ヒョンデ モビリティ ジャパン)は7月23日、岩崎産業(いわさきグループ)との間で、鹿児島熊毛郡屋久島町(以下屋久島)での電気バス「ELEC CITY TOWN(エレク シティ タウン)」5台の販売に関する基本合意書を(取り交わしは7月18日)締結したことを明らかにした。

 

ちなみに上記の〝いわさきグループ〟は、大正11年(1922年)に創業。鹿児島を拠点に約30社のグループ会社を持ち、鹿児島交通・垂水フェリーに代表される南九州最大級の公共交通ネットワークや、指宿・種子島・屋久島の美しい自然に囲まれたいわさきホテルズを中心に、国内外で様々な事業を展開している。

 

 

また人々の暮らしの基盤である公共交通事業の担い手として安全かつ良質なサービスを提供。例えば鹿児島県内のバス路線の約75%を運行する「乗合バス」をはじめ、「空港リムジンバス」、「スクールバス」、地域を巡回する「コミュニティーバス」など、地域の暮らしに欠かせない重要な役割を担っている。

 

そうしたなかで、鹿児島並びに屋久島を営業エリアとする同社グループは、近年、地球温暖化対策としてCO2削減が世界的な課題となるなかで、公共交通機関の担い手として、低環境負荷な事業を目指し、様々な取り組みを行ってきた。

 

特に現在の屋久島は、島全体で使われる総電力の99.6%を自然エネルギーである水力発電が担っており(残り0.4%は災害時等のバックアップ用の火力発電等)、そのような中で、いわさきグループは常々、「屋久島のゼロエミッション」化に尽力したいという強い想いを温めてきた。

 

そこでヒョンデ正規販売店でもある岩崎産業は、自らの経営上に於ける技術革新に着手。中型電気路線バス「ELEC CITY TOWN(エレク シティ タウン)」を導入することで、身近なバス路線からCO2削減に貢献することを決めた。

 

さらに世界自然遺産である屋久島の自然エネルギーを使い、島内の全てのバスとタクシーを近い将来に全てZEV化(Zero Emission Vehicle)することで、「屋久島のゼロエミッション」の実現を目指していく構えだ。

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坂上 賢治

NEXT MOBILITY&MOTOR CARS編集長。日刊自動車新聞を振り出しに自動車産業全域での取材活動を開始。同社の出版局へ移籍して以降は、コンシューマー向け媒体(発行45万部)を筆頭に、日本国内初の自動車環境ビジネス媒体・アフターマーケット事業の専門誌など多様な読者を対象とした創刊誌を手掛けた。独立後は、ビジネス戦略学やマーケティング分野で教鞭を執りつつ、自動車専門誌や一般誌の他、Web媒体などを介したジャーナリスト活動が30年半ば。2015年より自動車情報媒体のMOTOR CARS編集長、2017年より自動車ビジネス誌×WebメディアのNEXT MOBILITY 編集長。

松下次男

1975年日刊自動車新聞社入社。編集局記者として国会担当を皮切りに自動車販売・部品産業など幅広く取材。その後、長野支局長、編集局総合デスク、自動車ビジネス誌MOBI21編集長、出版局長を経て2010年論説委員。2011年から特別編集委員。自動車産業を取り巻く経済展望、環境政策、自動運転等の次世代自動車技術を取材。2016年独立し自動車産業政策を中心に取材・執筆活動中。

間宮 潔

1975年日刊自動車新聞社入社。部品産業をはじめ、自動車販売など幅広く取材。また自動車リサイクル法成立時の電炉業界から解体現場までをルポ。その後、同社の広告営業、新聞販売、印刷部門を担当、2006年に中部支社長、2009年執行役員編集局長に就き、2013年から特別編集委員として輸送分野を担当。2018年春から独立、NEXT MOBILITY誌の編集顧問。

片山 雅美

日刊自動車新聞社で取材活動のスタートを切る。同紙記者を皮切りに社長室支社統括部長を経て、全石連発行の機関紙ぜんせきの取材記者としても活躍。自動車流通から交通インフラ、エネルギー分野に至る幅広い領域で実績を残す。2017年以降は、佃モビリティ総研を拠点に蓄積した取材人脈を糧に執筆活動を展開中。

中島みなみ

(中島南事務所/東京都文京区)1963年・愛知県生まれ。新聞、週刊誌、総合月刊誌記者(月刊文藝春秋)を経て独立。規制改革や行政システムを視点とした社会問題を取材テーマとするジャーナリスト。

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経済誌「財界」で自動車、エネルギー、化学、紙パルプ産業の専任記者を皮切りに報道分野に進出。2000年からは産業界・官界・財界での豊富な人脈を基に経済ジャーナリストとして国内外の経済誌で執筆。近年はビジネス誌、オピニオン誌、経済団体誌、Web媒体等、多様な産業を股に掛けて活動中。

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1970年日刊自動車新聞社入社。編集局記者として自動車全分野を網羅して担当。2000年出版局長として「Mobi21」誌を創刊。取締役、常務、専務主筆・編集局長、代表取締役社長を歴任。2014年に独立し、佃モビリティ総研を開設。自動車関連著書に「トヨタの野望、日産の決断」(ダイヤモンド社)など。執筆活動に加え講演活動も。

熊澤啓三

株式会社アーサメジャープロ エグゼクティブコンサルタント。PR/危機管理コミュニケーションコンサルタント、メディアトレーナー。自動車業界他の大手企業をクライアントに持つ。日産自動車、グローバルPR会社のフライシュマン・ヒラード・ジャパン、エデルマン・ジャパンを経て、2010年にアーサメジャープロを創業。東京大学理学部卒。

福田 俊之

1952年東京生まれ。産業専門紙記者、経済誌編集長を経て、99年に独立。自動車業界を中心に取材、執筆活動中。著書に「最強トヨタの自己改革」(角川書店)、共著に「トヨタ式仕事の教科書」(プレジデント社)、「スズキパワー現場のものづくり」(講談社ピーシー)など。