現代自動車とシュコダグループが水素モビリティエコシステムの構築に向けた協力を開始する覚書(MOU)を締結(出典:韓国商工会議所)
現代自動車とシュコダグループは9月20日(チェコ共和国・プラハ発)、水素モビリティ・エコシステムの構築に向けた協力を開始するための覚書(MOU)を締結。同日にプラハで開催された「韓国・チェコ共和国ビジネスサミット」で行われた調印式に現代自動車のケン・ラミレス執行副社長兼グローバル商用車・水素事業責任者とシュコダ・グループのペトル・ノボトニーCEOが出席した。
このMOUには、水素燃料電池システムと技術の導入に関する研究、モビリティプロジェクトと製品のためのエネルギー効率の高いソリューションの導入に関する研究、モビリティを超えた水素エコシステムとバリューチェーンの機会の探求が含まれる。
これにより現代自動車とシュコダグループは、モビリティを超えた多様な利用を目的とした燃料電池システムの応用に関する実現可能性調査を実施。モビリティとエネルギーの両分野で、様々な水素応用を運用する世界的な専門知識と洞察力を活かし、現代自動車はエネルギー転換を支援する上で極めて重要な役割を果たす態勢を整えていく。
調印式で現代自動車のケン・ラミレス執行副社長は、「この度のシュコダグループとの提携は、水素の導入を加速させることを目的としており、チェコ共和国を含む世界市場に於ける水素技術とカーボンニュートラルの発展に貢献するものとなります。
今後はシュコダグループと共に、当社の燃料電池技術とシュコダグループのモビリティ製品およびプロジェクトの間にプラスの相乗効果を生み出すことで、急成長する水素ビジネスをリードすることを目指します」と述べた。
一方でシュコダグループのペトル・ノボトニーCEOは、「私たちは、エネルギー効率の高いソリューションと共に、水素がモビリティをより持続可能な未来へと変革する上で重要な役割を果たすと信じています。
今回の現代自動車との協力は、国境を越えて、これらの技術がより大きな影響を及ぼせるより広い市場を探索できるようにすることを目的としています。
両社が互いに協力することで、革新的で環境に優しいソリューションを世界のモビリティエコシステムにもたらし、最も必要とされる分野でよりクリーンなエネルギーを推進することができます」と語った。