本田技研工業傘下でインドの二輪車・パワープロダクツの研究開発を担うホンダアールアンドディ( インディア )プライベート・リミテッド( 本社:インド・ハリヤナ州 社長:内山幹雄 )は5月9日、カルナタカ州ベンガルールに「ソリューション・アールアンドディ・センター」を新たに開設し開所式を行った。
ホンダは、2050年に全ての製品と企業活動を通じたカーボンニュートラルを目指し、幅広く自社製品の動力源についてのカーボンニュートラル化に取り組んでいる。また二輪事業に於いては、2040年代に全ての製品でのカーボンニュートラルの実現を目指している。
一方、経済発展がつづくインドでは、2021年に開催された「国連気候変動枠組条約第26回締約国会議(COP26)」で、インド政府が表明した「2070年までに温暖化ガス排出の実質ゼロの実現」への取り組みが始まっている。
そうしたインド市場で、ホンダが顧客に選ばれ続けるためには、電動化施策のみならず、既成の枠組みにとらわれない新たな価値を創出して、より魅力的な商品とサービスを提供する必要があるとした。
従ってソリューション・アールアンドディ・センターは、“インドのシリコンバレー”と呼ばれるベンガルールの地で、研究開発企業の技術やアイデアを取り入れるなど、“共創”するオープンイノベーションの姿勢で、モビリティの先端技術をより早く電動車開発に取り込む他、ソフトウェアやコネクテッドサービスなどにも取り組む構えだ。
また地の利を活かした“エコシステム”によって、新しいアイデアを持った企業と組むことにより、長期的な視点で、既存事業・商品の領域に留まらない新しいサービスや事業の創出を目指す。
更にホンダが掲げる「Triple Action to ZERO※2(カーボンニュートラル、クリーンエネルギー、リソースサーキュレーション)」に向けたエネルギーの有効活用や、「交通事故死者ゼロ社会の実現」に向けた交通事故の未然防止などの、社会課題の解決にも積極的に取り組んでいくとしている。
ホンダアールアンドディ(インディア)プライベート・リミテッド
会社名:ホンダアールアンドディ(インディア)プライベート・リミテッド
英語:Honda R&D (India) Private Limited
会社住所:ハリヤナ州 デリー
会社役員:社長 内山 幹雄
資本金:非公開
設立年月:2003年6月
業務内容:二輪車、パワープロダクツの研究開発を担う
事業所:
・本社テクニカルセンター
・グレーターノイダ・オフィス
・ソリューション・アールアンドディ・センター
ソリューション・アールアンドディ・センター
拠点名:ソリューション・アールアンドディ・センター
英語:Solution R&D Center
設立:2024年4月1日
業務内容:
・商品+サービスまで顧客体験価値の把握
・IT×モビリティ先端技術・競合動向を探査
・電動部品取引先の探査