
日立Astemo(アステモ)は2月20日、4月1日付で商号を「Astemo」に変更、併せて本店所在地を、〝茨城県ひたちなか市〟から本社所在地である〝東京都千代田区〟へ移転。この商号変更等を目的とした「定款の一部変更の件」を、3月開催予定の臨時株主総会に附議すると発表した。
なお同社は、自社の商号変更に伴い、グループ会社の商号についても4月1日以降に変更していく予定。今後は、日立を社名に冠して積み重ねてきたこれまでの実績を踏まえつつも、SDV(Software Defined Vehicle)時代に於けるモビリティの電動化と知能化のリーディングカンパニーを目指し、ブランドの一層の強化を図っていきたいとしている。
会社の変遷と今後の展望
日立Astemoは、2021年1月の〝日立オートモティブシステムズ〟と〝ケーヒン〟、〝ショーワ〟、〝日信工業〟の経営統合により誕生。以降、グローバルサプライヤーとして〝CASE(ケース/*1)〟領域に於いて競争力のあるモビリティソリューションを提供してきた。
また、2023年10月には、電動化や先進運転支援システム、自動運転、先進シャシーなどの先進モビリティ分野への投資を加速するため、JICキャピタルから資本を調達すると共に、本田技研工業(ホンダ)と日立製作所の資本比率が対等となる資本構成の変更を実施し、日立の連結子会社から関連会社へと移行(*2)。
この資本構成の変更後、グローバルで共通の考え方や価値観の共有を可能とし、これまで以上に全従業員が一丸となって事業推進に取り組めるよう、Astemoの〝存在意義〟や〝果たすべき使命〟、〝理想の姿〟、〝価値観〟、そして〝判断基準〟を明確化した「MISSION・VISION・VALUES(ミッション・ビジョン・バリューズ)」(*3)を策定した。
そして今回、ブランドの一層の強化を図るため、商号を「Astemo」と改めることとしたと云う。
同社は、今回の商号変更を通じて、グローバルメガサプライヤーとしてのさらなる成長と、SDV時代に於けるモビリティの電動化、知能化のリーディングカンパニーとなることを目指すと共に、〝先進的かつ持続可能な社会に貢献する技術を通じて、安全・快適で持続可能なモビリティライフを提供する(Advanced Sustainable Technologies for Mobility)〟(*4)というAstemoに込められた意志を踏まえ、「MISSION・VISION・VALUES」の下、従業員一人ひとりの力を結集。同社の製品・技術を通じた先進的なモビリティソリューションにより、人々の豊かな暮らしの実現に貢献していくとしている。
*1:クルマの新領域を示す「Connected(コネクティッド)」、「Autonomous/Automated(自動化)」、「Shared(シェアリング)」、「Electric(電動化)」の頭文字からなる造語。
*2:(日立Astemo)JICキャピタルからの資本調達完了について (2023年10月16日付ニュースリリース)
*3:(日立Astemo)MISSION・VISION・VALUES & ブランド
*4:(日立Astemo) 統合会社は、日立Astemo(アステモ)へ 新商号および事業ブランドを決定 (2020年10月19日付ニュースリリース)
<会社概要>
– 商号:日立Astemo株式会社
– 本社:東京都千代田区大手町二丁目2番1号 新大手町ビル
– 事業内容:自動車部品および輸送用ならびに産業用機械器具・システムの開発、製造、販売およびサービス。