日野は5月22日、自社が起こしたエンジン認証不正問題を重く受け止め、二度とこのような不正を起こさないための6回目の再発防止報告として2024年3月末時点の進捗状況を、「型式指定に係る違反に対する再発防止策の進捗四半期報告書」（初回は2023年1月13日付）としてとりまとめ、国土交通省へ提出した。
前回の四半期報告以降の主な取り組みは次の通り
「不正行為を起こし得ない型式指定申請体制の構築」の具体的な取り組みとして、外部審査機関の最終審査を経て品質マネジメントシステムに関する国際規格「ISO9001」の認証を4月8日に取得
認証試験データの自動保存化とアクセス管理を強化した外部新システムを導入
認証不正公表を行った3月4日を新たに「再出発の日」と位置づけ、全社で振り返りを実施
日野では、「不正公表から2年、二度と不正を起こさないための〝3つの改革〟を発表してから1年半が経過しました。
この度、是正命令でのご指摘を踏まえ計画しました社内チェック体制の強化、コンプライアンス強化・開発体制の見直し、組織風土の抜本的改革・ガバナンス強化等に関する再発防止策は全て実施フェーズに移行しております。
引き続き〝正しい判断〟がなされる仕組みが運用・実践されているかを常に確認し、自浄作用を働かせながら改善・強化を継続していきます。
そして、これらの取り組みを自律的なものとして定着させることで、当社の使命である〝人、そして物の移動を支え、豊かで住みよい世界と未来に貢献〟できるよう、努めてまいります」と述べている。
より詳細は、文末のリンク先（国土交通省への提出書類）を参照されたい。
＜国土交通省への提出書類＞
・是正命令に対する再発防止策の進捗（四半期）報告 
＜参考資料＞
・再発防止策一覧 (2024年3月末時点) …参考資料